大学院教育学研究科
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
所定の単位を修得し,かつ必要な研究指導を受けることによって,様々な職業分野で中核的役割を担える人材と認められる者で,学位論文審査及び最終試験に合格した者に学位として,「修士(学術)」または「修士(芸術)」を授与します。
また,様々な職業分野で中核的役割を担える人材として必要とされる資質能力について,下記のとおり専攻ごとに分類しています。
□健康科学専攻,総合基礎科学専攻,国際文化専攻
□取得できる学位:修士(学術)
1.社会における多様な現代的諸課題に応えうる高度な専門的知識と能力に基づく総合的実践力
2.学士課程で培った基礎能力を一層高め,専門的職業における社会・研究活動に活かせる研究能力
3.修得したことを活かして,社会において中核的役割を担い,多様な現代的課題解決のために協働できる能力
□芸術文化専攻
□取得できる学位:修士(芸術)
1.芸術文化における多様な現代的諸課題に応えうる高度な専門的知識と能力に基づく総合的実践力
2.学士課程で培った基礎能力を一層高め,専門的職業における社会・研究活動に活かせる研究能力
3.修得したことを活かして,芸術文化において中核的役割を担い,多様な現代的課題解決のために協働できる能力
教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
広い視野に立って精深な学識を修め,専門分野における理論と応用の研究能力を養成するため,カリキュラムは以下の科目で編成・実施する。
1.様々な職業分野で中核的な役割を担いうるための高度な専門的知識の修得と技能の向上を目的とする科目
2.複雑かつ多様な課題に対応できる研究能力,課題解決のために協働できる能力の修得を目的とする科目
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
1.基本理念・目標
大阪教育大学は,我が国の先導的な教員養成大学として,教育の充実と文化の発展に貢献し,とりわけ教育界における有為な人材の育成をとおして,地域と世界の人々の福祉に寄与する大学であることを使命としています。この使命を達成するため,大阪教育大学では人と真摯に向き合う姿勢を基に,学生一人ひとりの個性を尊重した教育を推進していきます。
教育学部にあっては,グローバルな視野と豊かな教養を身につけ,専門的知識・技能及び優れた教育指導力を持った学校教員を養成するとともに,チーム学校を含む学校教育や地域教育活動を取り巻く分野(教育心理科学,健康安全科学,理数情報,グローバル教育,芸術表現,スポーツ科学)の専門性を有しつつ,教育的視点から学校,家庭,地域,社会と連携・協働することで,グローバル時代における多様な教育課題の解決を図ることができる人材の養成をめざします。
大学院教育学研究科にあっては,高度な知識や研究手法の修得をとおし,現代社会の多様な課題に対応できる探求能力を養い,様々な職業分野で課題解決能力を持って中核的役割を担える人材の育成をめざしています。
大学院連合教職実践研究科にあっては,教育委員会や学校現場との密接な連携の下での教員養成や現職教員教育を通じて,教員志望学生や現職教員学生に学校現場での課題に即応できる実践的知識・技能を拡充させるための視点と方法を獲得させ,もって学校における高度の専門的な能力及び優れた資質を有する専門職としての人材の育成をめざしています。
なお,本学では教育学部及び大学院において外国人留学生の受入れを積極的に進めています。
2.求める学生像
(教育学部)
・子どもの未来への使命感と教職への意欲や強い関心を持つ人
・教員として教育現場を担える十分な基礎学力と旺盛な探求心を持つ人
・幅広く専門分野を学ぶことにより広い視野や柔軟な思考力の修得をめざす人
・現代社会への幅広い関心と自らの課題意識を持って積極的に社会参画をめざす人
(大学院教育学研究科)
・高度な先端知識の修得と複雑かつ多様な課題の解決能力の修得に意欲のある人
・現職経験をもとに自らの職能向上や研究能力の修得に意欲のある社会人
(大学院連合教職実践研究科)
・学校や地域の指導的・中核的な教員として高度で優れた実践力の獲得をめざす現職教員
・新しい学校づくりの担い手として自ら学び続けることで実践的指導力の獲得をめざす人
(外国人留学生)
上記の学部若しくは大学院の求める学生像に加えて,次のような人を求めています。
・一定の日本語能力と大学教育を受けるに必要な基礎学力を持つ人
・日本の文化や社会についての理解や経験を活かして国際的に活躍することをめざす人
各専攻の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
「国際文化専攻アドミッション・ポリシー」
1.基本理念・目標
国際文化専攻では,日本・アジア・欧米の言語,社会,文化及びその交流などについて専門的・体系的な知識を修得し,多様な文化を理解できる,国際性豊かな人材の養成を目的としています。
2.求める学生像
・それぞれの分野における専門的な研究に興味がある人
・研究の成果を生かして国際的に活躍することを志す人
「総合基礎科学専攻アドミッション・ポリシー」
1.基本理念・目標
総合基礎科学専攻では,数理科学と情報科学の高度な素養とともに,幅広い自然科学の知識を備え,総合的な視野に立って21世紀の科学や技術の最先端を担う創造性豊かな人材を育成します。また,数理科学,情報科学,自然科学の分野において,その専門知識を駆使して社会で高い指導力が発揮できる教育・研究を行うことを目的としています。
2.求める学生像
・数理科学,情報科学,自然科学の分野の研究者をめざす人
・科学の高度な専門知識を学ぶことにより,最先端の科学や技術の修得をめざす人
・専門知識を駆使して,科学や技術の諸問題に積極的に取り組みたい人
・専門知識を駆使して,企業や一般社会で高い指導力や行動力を発揮したい人
・高度な科学技術の修得の経験により,学校現場で生徒を十分に指導でき,また新しい教材開発ができる能力を修得したい人
「芸術文化専攻アドミッション・ポリシー」
1.基本理念・目標
芸術文化専攻では,芸術の諸領域,とりわけ音楽と美術(書道を含む)の二大領域において,実践と理論との両面から研究を推進しています。したがって本専攻は,「音楽研究コース」が「器楽」「声楽」「作曲」「音楽学」の4教育研究分野に,「美術研究コース」が「造形表現」「書道」「芸術学」の3教育研究分野に分かれており,それぞれの分野で高度な専門的素養を備えた演奏家,造形作家,研究者など,芸術文化の第一線を担い得る指導的人材を育成します。
2.求める学生像
・西洋近代音楽を基礎に,その演奏,解釈,作曲などの課題を追求したい人
・西洋音楽の歴史的研究や東南アジアなどの民俗音楽研究に携わりたい人
・現代の芸術状況を踏まえて,絵画,立体,ビジュアルデザイン,映像表現,書道などで創作活動をしたい人
・古今東西の芸術諸ジャンルにおいて歴史的研究,体系的研究を志す人,美学研究を志す人
・既成の芸術分野を越えて,広い視野から芸術のプロモーターとして活躍したい人
「健康科学専攻(夜間)アドミッション・ポリシー」
1.基本理念・目標
健康科学専攻では,人間生態学,心身健康学,生涯教育学・図書館情報学,発達人間学,スポーツ,生活科学,職業科学の諸分野において健康にかかわるテーマを多角的に追究し,その専門知識により社会で高い指導力が発揮できる人材を育成します。本専攻は,主として社会人を対象に夜間開講しています。
2.求める学生像
・各種医療職,教員,栄養士,福祉職,生涯学習関連職,司書,スポーツインストラクターなどそれぞれの職においてキャリアアップをめざしている人
・学部卒業直後に学部で学んだことをさらに深め,将来それを生かした職に就きたいと思っている人