キャンパス『ナニコレ!?』施設

本学のメインキャンパスである柏原キャンパスの敷地面積はなんと約67万平方メートル!
甲子園球場およそ16.8個分と、広大で自然の豊かさが特徴です。
また、都市型キャンパスである天王寺キャンパスは、JR寺田町から徒歩5分・JR天王寺駅から徒歩10分という抜群の交通アクセスに加えて、
2024年春には産官学連携による新しい建物が完成予定。
そんな魅力いっぱいのキャンパスで、学生・卒業生・教職員が『ナニコレ?』『あまり知られていないからもっと知ってほしい』と
感じていた施設・場所を募集し、広報室が調査・関係者にインタビューしてみました!

==柏原キャンパスのナニコレ!?(ペンネーム:利休 /2017 年卒業生)==

サークル棟西側の高台の奥にある温室?

教材園の様子

大学在学中、散歩がてらキャンパス内をうろついていたとき、「温室?」のように見える施設がふと目に入りました。
当時気にはなったものの、その正体を知らないまま卒業してしまって…ぜひ調査してほしいです!

==教材園長の 鈴木 剛 教授が答えてくれました==

研究用の植物を育てているガラス室(一部は恒温室)です。

 学内の共同利用施設として研究・教育のための植物の栽培、小動物の飼育及び自然観察を行うことを目的とした「教材園」の一角にあります。
 ガラス室や屋根つきの栽培棚では、現在は主に、私が担当する植物分子遺伝学研究室、細胞構築学研究室(鵜澤武俊 教授)・植物進化研究室(岡崎純子 教授)の研究用の植物を栽培しています。

教材園マップ

上から見た教材園の図
  1. 屋根付きの栽培棚
  2. 旧魚観察小屋…以前は専用の水槽設備で魚の行動を撮影していました。現在は立ち入り禁止です。
  3. 観察用物置…小動物を観察することもできます。
  4. ガラス室(恒温室付き)
  5. プレハブ教室…机と椅子もあり授業・作業・着替えができるスペースです。
  6. 農機具庫…耕運機やシャベル等を保管しています。
  7. 畑…主に、技術教育コースや自然科学コースの授業で使用しています。四季折々いろんな畑植物が見られます。
    畑の一部区画では、『大教FIKA*』の特別プログラムとして、有志の学生と一緒に様々なプロジェクトも実施するなど、授業・研究以外でも有効に活用されています。

*大教FIKA…… 修学支援センターが学生支援活動の一環として実施している、水曜日の午後にランチタイム&居場所活動を兼ねた取組です。FIKA(フィーカ)はスウェーデンの生活習慣で「コーヒーを飲む」「休憩する」などの意味があります。

==柏原キャンパスののナニコレ!?(ペンネーム:るちゃ/現役学生)==

第2食堂の奥にある小さなレストラン?

レストランフォレの内装

他の食堂とはちょっと違う雰囲気に圧倒されて中に入ったことがありません…レストラン、ですよね?

==レストランスタッフの 一氏 真由美さんが答えてくれました==

キャンパス唯一のフルサービスレストラン「Restaurant FORET(レストラン フォレ)」です。

 特徴は何といっても、注文からお食事まですべて座ったままお楽しみいただける所です。2種類の日替わりランチセットと季節メニューを用意していて、味の濃いメニューを注文された方には「お冷のおかわりはいかがですか」といつもより多めにお声がけするなど、席数が多すぎないからこそできる細やかなサービスを心掛けています。卒業してからも家族と一緒にご来店されて「お久しぶりです」とお声掛けいただくこともあり、長く愛していただいているお店です。
 以前は教職員しか利用できない時間帯もあったからか、利用者は 4:6位で学生より教職員の方が多いですが、今は利用不可の時間などはないので、ぜひ一度ゆっくりお越しください。食後のコーヒー or紅茶(ランチ+¥205)も用意してお待ちしています。なんと、コーヒーはおかわり無料ですよ♪(営業:平日11:45~14:00)

==柏原キャンパスのナニコレ!?(ペンネーム:keipy/現役学生==

講義棟とは異なる風変りな建物「旭ヶ丘会館」とは?

普段どおり授業の帰り道に外周道路を原付バイクで走行していたとき、明らかに講義棟ではない謎の建物が…

==総務部財務課財務係の 井上 理香さんが答えてくれました==

宿泊施設です。

 旭ヶ丘会館は、集中講義などで遠方からお越しの非常勤講師や入試のときに緊急対応する職員が利用する福利厚生施設として、設置しています。残念ながら現在は、コロナ禍のため通常稼働はしていませんが、寮生が感染した際の療養場所として活用しています。

旭ヶ丘会館の内装

内部はホテルのような造りになっていて、1階には和室(5室)・集会室が、2階には洋室(シングル6室・ツイン2室)があり、合わせて15人が宿泊できます。

ロビー
洋室
和室

==天王寺キャンパスのナニコレ!?(附属天王寺中学校教員)==

都市型キャンパス空白の花壇?

植物が育てられていない状態の畑

実は、本校生徒の取り組みを皆さんに知っていただきたいと思い応募しました(笑)まだまだこれからですが、ぜひご紹介をお願いします!

==附属天王寺中学校情報科学部の生徒が答えてくれました==

小麦栽培(予定)の畑です。

 私たち附属天王寺中学校情報科学部では、これまで附属天王寺中学校の敷地内の別の場所で畑をつくり、季節に応じたさまざまな野菜の栽培をしていましたが、土地が狭いこと・痩せてきたことが課題になっていました。そんなときに顧問の先生が「大学の授業で以前使用されていたこの場所はどうだろう」と提案・交渉してくださり、現在は大学の敷地をお借りして畑を作るための開墾作業をしています。
 今回、穀物を栽培することにしたのは、需要の高まっている穀物を自分たちの手で栽培して食のありがたみを感じたかったからです。このうち、小麦を選んだのは、小麦は毎朝のパンなどで普段よく食べているものにも関わらず、日本では極めて低い自給率であるため、少しでも自給率を高めることに寄与したいと思ったからです。
 栽培した後は、収穫できた小麦をつかって、製粉をし、パンをつくることができればと考えています。また、単に栽培するだけでなく、気温・湿度・肥料散布量などの条件による収穫量の変化のデータをとったり、土壌中の水分量に応じて自動で水撒きをする装置をつくったりもしたいと考えています。


(2023年2月取材)
※掲載内容はすべて取材当時のものです。

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