大学院教育学研究科(平成29・30年度入学生用)
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
所定の単位を修得し,かつ必要な研究指導を受けることによって,教育現場で中核的な役割を担える人材と認められる者及び様々な職業分野で指導的役割を担える人材と認められる者で,学位論文審査及び最終試験に合格した者に学位として、「修士(教育学)」,「修士(学術)」,または「修士(芸術)」を授与します。
また,教育現場で中核的な役割を担える人材と認められる者及び様々な職業分野で指導的役割を担える人材として必要とされる資質能力について,下記のとおり専攻ごとに分類しています。
□学校教育専攻、国語教育専攻、社会科教育専攻、数学教育専攻、理科教育専攻、英語教育専攻、家政教育専攻、音楽教育専攻、美術教育専攻、保健体育専攻、特別支援教育専攻、技術教育専攻、養護教育専攻、実践学校教育専攻
□取得できる学位:修士(教育学)
1.現代の教育的諸課題に応えうる高度な専門的知識と能力に基づく総合的教育実践力
2.学士課程で培った基礎能力を一層深め,各専門領域に関する理論と応用について、学校現場における教育活動に活かせる研究能力
3.修得したことを活かして、多様な教育的課題に協同的に対応できる能力
□健康科学専攻、総合基礎科学専攻、国際文化専攻
□取得できる学位:修士(学術)
1.社会における多様な現代的諸課題に応えうる高度な専門的知識と能力に基づく総合的実践力
2.学士課程で培った基礎能力を一層高め,専門的職業における社会・研究活動に活かせる研究能力
3.修得したことを活かして、社会において中核的役割を担い、多様な現代的課題解決のために協働できる能力
□芸術文化専攻
□取得できる学位:修士(芸術)
1.芸術文化における多様な現代的諸課題に応えうる高度な専門的知識と能力に基づく総合的実践力
2.学士課程で培った基礎能力を一層高め,専門的職業における社会・研究活動に活かせる研究能力
3.修得したことを活かして、芸術文化において中核的役割を担い、多様な現代的課題解決のために協働できる能力
教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
広い視野に立って精深な学識を修め,専門分野における理論と応用の研究能力及び教育実践の場における教育研究の推進者としての能力を養成するため,カリキュラムは以下の科目で編成・実施する。
1. 教育現場で主導的な役割を担いうるための教職に関する高度な知識の修得,専門的な教職能力の向上を目的とする科目
2. 高度な知識の修得と複雑かつ多様な課題に対応できる探求能力,課題解決能力の修得を目的とする科目
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
1.基本理念・目標
大阪教育大学は,我が国の先導的な教員養成大学として,教育の充実と文化の発展に貢献し,とりわけ教育界における有為な人材の育成をとおして,地域と世界の人々の福祉に寄与する大学であることを使命としています。この使命を達成するため,大阪教育大学では人と真摯に向き合う姿勢を基に,学生一人ひとりの個性を尊重した教育を推進していきます。
教育学部にあっては,グローバルな視野と豊かな教養を身に付け,専門的知識・技能及び優れた教育指導力を持った学校教員を養成するとともに,チーム学校を含む学校教育や地域教育活動を取り巻く分野(教育心理科学,健康安全科学,理数情報,グローバル教育,芸術表現,スポーツ科学)の専門性を有しつつ,教育的視点から学校,家庭,地域,社会と連携・協働することで,グローバル時代における多様な教育課題の解決を図ることができる人材の養成をめざします。
大学院教育学研究科にあっては,教育科学の最新知識や研究成果の探求,教科教育・教科内容に関する高度な知識や研究手法の修得をとおして,教育現場で主導的な役割を担える教員の育成をめざしています。また,現代社会の多様な課題に対応できる探求能力を養い,様々な職業分野で課題解決能力を持って主導的立場を担える人材の育成をめざしています。
大学院連合教職実践研究科にあっては,教育委員会や学校現場との密接な連携の下での教員養成や現職教員教育を通じて,教員志望学生や現職教員学生に学校現場での課題に即応できる実践的知識・技能を拡充させるための視点と方法を獲得させ,もって学校における高度の専門的な能力及び優れた資質を有する専門職としての人材の育成をめざしています。
なお,本学では教育学部及び大学院において外国人留学生の受入れを積極的に進めています。
2.求める学生像
・教職に関する高度な知識の修得と学校教育の今日的課題の探求に意欲を持つ人
・自らの教職経験をもとに専門的な教職能力の向上や開発に意欲を持つ現職教員
・高度な先端知識の修得と複雑かつ多様な課題の解決能力の修得に意欲のある人
・現職経験をもとに自らの職能向上や研究能力の修得に意欲のある社会人