教養教育ポリシー

大阪教育大学教養教育ポリシー

 大阪教育大学は,大学全体の教員養成及び教育・学習支援人材養成の機能の充実・強化を支えるため,多様性の理解の下,学術的な基本的知識を獲得させるとともに大学生活やキャリア形成に必要な資質・能力を育む教養教育の質的充実を図ります。
 教育学部の教養教育においては,教科・領域を横断的に学修することができる能力として基礎力,思考力および実践力からなる「汎用基礎力」と「多様性理解」を2つの柱として設定し,アクティブ・ラーニングの視点から学士課程の基礎となる豊かな教養教育を行います。
 基礎力では,大学での学びへの適応と,健全な心身の育成とともに,人文・社会・自然・芸術等の学問・研究成果に関する基本的知識・理解と急速に進むグローバル化や技術革新に対応するためのICTスキルや言語運用能力の獲得を目指します。
 思考力では,データサイエンス・AIに関する基本的知識と,コミュニケーション力や論理的・批判的思考力の獲得に重点をおいて,Society5.0時代の教育への対応を図ります。
 実践力では,専門職業人養成機能の充実のためキャリア教育を推進し,様々な現代的教育課題への関心とキャリア形成へ向けた意欲を引き出すことを目指します。
 「多様性理解」は,グローバル時代の教育の鍵が多様性の受容にあるとの考えから,これまで本学が培ってきた人権教育並びに国際理解教育等の蓄積を多様性(ダイバーシティ)理解という観点で発展させたものです。教員養成フラッグシップ大学である本学は,各課程・学科でダイバーシティ教育の基礎に関する科目を開講し,教育に関わる社会的共生について包括的に学びますが,教養教育ではダイバーシティに関わる個別のテーマを扱います。