数学教育コース

学校教育教員養成課程 教科教育専攻 数学教育コース

算数・数学の基本を身につけ、本質を見抜く教員になろう

 数学教育コースでは、将来、教育の現場において、算数・数学に関して優れた指導力をもち、中心的な役割を担う小学校・中学校・高等学校教員を育成することをめざします。数学的な能力を高め、算数教育・数学教育の理解を深めることにより、論理的に正しく考え、何が大切かを理解するとともに、個々の児童・生徒を観察し、どう教えたら腑に落ちる体験に導けるかを見抜く力を養成することに重点を置きます。

求める学生像

  • 高等学校で履修した教科・科目における基礎学力を有している人で、特に、数学に関しては、数Ⅲまで履修した人
  • 社会の多様性を理解し、多様な人々とコミュニケーションを図り、協働できる能力を身につけようと思っている人
  • 数学の専門知識と数学教育に関する実践力の習得に意欲をもつ人
  • 創意工夫することができて、数学の楽しさ・面白さを児童・生徒に伝えたいと思っている人
  • 専門知識を駆使して、数学の諸問題に積極的に取り組める人

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学びのポイント

  • 算数・数学教育に必要な専門知識を学ぶ
  • 専門知識に基づいた実践研究力を身につける
  • 教育実習を通して実践指導力を育てる

募集人員

45人

取得できる免許・資格

●:小学校教諭一種
●:中学校教諭一種(数学)
◎:高等学校教諭一種(数学)
□ : 中学校教諭一種または二種(上記に記載した以外の教科)
□ : 高等学校教諭一種(上記に記載した以外の教科)
□ : 特別支援学校教諭一種(知・肢・病)

資格:学校図書館司書教諭、図書館司書

●:卒業要件を満たすことにより取得できる教員免許状
◎:卒業要件を満たし、さらに必要な単位を修得することにより取得できる可能な教員免許状(自専攻・コース科目から必要な単位を修得します)
□ : 取得をめざすことができる教員免許状

取得可能な教員免許状・資格一覧はこちら

4年間の学び

1回生

 高校数学までは、与えられた問題を解くことを通して数学の学習を行いましたが、大学数学では自ら論理を組み立てて、それを展開していくことが重視されます。このような大学数学を学ぶ上でのポイントは問題意識の変革です。1回生では、その変革を促すようなショッキングな講義が展開されます。この意識の変革により、大学数学を学ぶ4年間の基盤を創ります。

2回生

 1回生での入門を経て、数学を代数学、 幾何学、 解析学、 確率・統計という分化した形で体系的に学んでいきます。また、演習により、自力で論理を組み立てたり、表現する力を養成します。さらに、算数科教育法や数学科教育法の授業も始まり、「小学校で算数を、中学校・高等学校で数学を教えるとはどういうことか」について学び始めます。

3回生

 1・2回生で学習したことを基礎として、代数学、 幾何学、 解析学、 確率論、 算数・数学教育学といった各分野の専門性を高めていきます。このようにして身につけた高い専門性を背景に、基本教育実習に臨みます。そこで、児童・生徒を実際に教えることにより、「教育とは、教えるとは、分かるとは」等を真剣に考えます。

4回生

 専門的な各分野(代数学、 幾何学、 解析学、 確率論、 算数・数学教育学)に分かれて、セミナー形式で数学や算数・数学教育学を学びます。セミナー形式で学習することにより、数学とはどのような学問か、算数・数学の本を読むとはどういうことか、算数教育・数学教育はどうあるべきかを真剣に学びます。それは、将来教員になったとき、自分の核になります。

【参考リンク】