援助ニーズ教育実践コース

高度教職開発専攻 援助ニーズ教育実践コース

生徒児童一人ひとりの中に複合的に存在する援助ニーズへの対応力を身に付け、不安を抱えた子どもに笑顔と前向きな気持ちを持たせることができる教師になるために必要なことを学べます。

対象 現職教員・学部卒学生等
募集人員(目安) 30名
養成する人材像
  • 多様な援助ニーズに対応するための高度な教育的手法を身に付けた教員
  • 「チーム学校」の考えに基づき、学校園内・外の関係者と協働して教育実践を展開できる教員

特徴

教育学や心理学、福祉・医療、特別支援教育、養護教育、就学前教育分野にまたがるクロスカリキュラムを導入し、子どもの複合的で多様な援助ニーズのアセスメントと、それに基づいた教育実践の方法を修得させることをねらいとします。
プログラム科目は4つに分かれ、各分野の学校園現場における協働的援助の実践を学ぶことができます。

修学キャンパス

天王寺キャンパス(昼夜間開講)

主な科目

  • 協働的援助の理論と実践
  • 社会環境と子どもの心身の理解
  • 児童生徒の発達と子どもの援助ニーズ

教員からのメッセージ

 援助ニーズ教育実践コースは、一人ひとりの子どもの援助ニーズをくみ取り、それに応えるための教育実践を展開するコースです。
 子どもの抱える課題は多様化しています。子どもの自立と成長を支援するために、教員は自らの専門性を高めるとともに、学校園内外の多様な専門性を持つ方々と連携・協働することが求められています。
 本コースでは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教諭や養護教諭の免許を有するみなさんが、様々な教育課題の解決に向けて学んでいます。また、様々な校種や立場の現職教員と学部卒のみなさんが、「援助ニーズに応える教育実践」について、多様な捉え方とアプローチの学びを深めています。お互いの立場や視点の違いからの気づきを教育実践における連携・協働に活かそうと取り組んでいます。
 新しいコンセプトの教職大学院で、実践を振り返り、様々な学問領域の知見を融合させ、「現在と未来を生きる子どもたちの援助ニーズに応える教育実践とは何か」という重要なテーマをともに考えてみませんか。