学校教育コース

学校教育教員養成課程 小中教育専攻 学校教育コース

「教育」「子ども理解」「子ども支援」のプロになろう。

学校教育コースでは、教育学、心理学、道徳教育学の学びを通して、個別教科の枠を超えた教育に関する豊かな力量を育成し、それによって今日の日本の教育界に山積する様々な課題に応えられる教育者を養成します。

求める学生像

  • 児童期から青年期までの人間形成や発達過程に関心がある人
  • 教育学、心理学、道徳教育学の何れかの分野での専門的知識を身につけることで幅広い視野や、柔軟な思考力を養い、教育者として社会に深く貢献したいと考えている人

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学びのポイント 1

教科の枠を超えた学校教育と子ども理解

国語や数学といった個別の教科ではなく、教育学・心理学・道徳教育学という、いわば教育の基礎・基盤となる内容を学びます。

学びのポイント 2

教育現場の様々な課題へのアプローチ

不登校やいじめ、学級崩壊、情報モラルなど、現在の学校のさまざまな課題とその解決を考えます。

学びのポイント 3

教育学・心理学・道徳教育学の専任スタッフが充実

幅広い学問分野のスタッフが充実しているうえ、教員1人当たりの学生数が少ないため、綿密な指導が受けられます。

募集人員

25人

学習領域

教育学、心理学、道徳教育学

取得できる免許・資格

●:小学校教諭一種
△:中学校教諭一種、高等学校教諭一種

資格:学校図書館司書教諭、図書館司書

●:卒業要件単位で取得できる教員免許状
△:卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できる教員免許状
学校教育コースは社会など取得できる教科が限定されます。
(ただし、授業時間割上の制約によって希望する免許状が取得できるとは限りません)

4年間の学び

学校教育コースでは、2016年度入試まで「学校教育教員養成課程教育科学専攻」として募集されていた専攻の担当スタッフが専門教育を担当します。これまで教育科学専攻で培われてきた、個別教科の枠にとらわれずに学校教育や子ども理解などにアプローチする教育と研究の方針、個々の学生の考え方や問題意識を理解し尊重しながらその学びを専門家としてサポートする教育体制、同期生はもとより上下の学年との交流を通して学びながら、自らの将来を考えることができる学生同士の関係性を引き継いでいきます。

1回生

教育学・心理学・道徳教育学の基礎を知る

「教育科学入門」「教育学研究法」などから、3つの分野の基礎を理解します。

主な授業
  • 教職入門
  • 教育科学入門
  • 教育学研究法
  • 発達と学習の心理学
  • 小学校教科専門科目

2回生

教育学・心理学・道徳教育学の学びをはじめる

教育学・心理学・道徳教育学の各分野で開講される講義・演習を通して、それぞれの分野の学びをはじめます。

主な授業
  • 心理測定と評価の基礎
  • 教育社会学
  • 教育行政学
  • 道徳的価値論
  • 道徳的行為論
  • 教育課程・方法論
  • 生徒指導・進路指導論
  • 教科教育法科目

3回生

専門性を高める

各教員が開講する演習(ゼミ)に参加し、教育実習などを通して発見した現場の課題と結びつけながら、各分野の専門性を高めます。

主な授業
  • 基本教育実習
  • 教育思想
  • 学校教育方法論
  • 学習心理学
  • 発達心理学
  • 道徳授業論
  • 道徳教育制度史
  • 教育相談の心理学

4回生

学びの総仕上げ

指導教員の下で自らテーマを設定して卒業研究(卒業論文)に取り組みます。教育現場の課題の解決や子ども理解などを目標に、自らの経験と専門性にもとづく学びの仕上げをします。

主な授業
  • 教職実践演習
  • 卒業研究
  • 各領域の演習科目

教員からのメッセージ

学校教育コースの第1の特長は、驚異的なST比(学生と教員の人数比)にあります。一学年25名の学生に対して、約15名の教員が教育にあたります。親身になってきめ細やかに学生の面倒を見ます。第2の特長は、充実した専門性にあります。指導にあたる約15名の教員は、いずれも教育学、心理学、もしくは道徳教育学を専門としています。教育学、心理学、かつまたは道徳教育学を基礎から幅広く詳しく学び、研究し、しかる後に教壇に立ちたいと考えている方にとって、大阪教育大学学校教育教員養成課程小中教育専攻学校教育コースよりもふさわしい場所はわが国にはない、と断言いたします。(大河内浩人)