学校教育教員養成課程 小中教育専攻 家政教育コース
小中一貫・連携教育に対応でき、家庭科に強い教員
小中教育専攻 家政教育コースでは、家庭科教育に関する、専門的な知識と技術を修得し、学校教育の現場において実践的な教育活動を担える小学校教員の育成を主に目指します。最新の専門知識を活かした家庭科教育のあり方や家庭科の教育内容の理解を通して、今日の多様な生活課題に対応できる問題解決能力の育成を行います。
求める学生像
- 高等学校で履修した教科・科目の基礎学力を十分に身につけた人
- 家庭科を中心に、小学校教員や中学校教員をめざすために十分な教育実践力を身につけようとする意欲にあふれている人
- 教職に就くことを強く希望し、その意志を持ち続けることのできる人
- 子どもたちの成長に関わることにやりがいと使命を感じることができる人
- 多様な年齢の人々とコミュニケーションを図る能力を身につけようとしている人
- 学校生活の経験を通して学校や生活、教育への親しみや関心を抱いている人
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学びのポイント 1
生活に密着した分野の授業科目を数多く開講
家政教育コースには生活に密着した「被服」、「食物」、「住居」、「保育」、「生活経営」、「家庭科教育」の6つの分野の授業があります。そのほか、アンケート調査に必要な知識を学ぶ生活調査研究法、高校免許に必要な生活機器論など幅広い授業が多く開講されています。
学びのポイント 2
体験的学び(演習、実習、実験)を重視
それぞれの分野において、「被服学実験」、「食物学実験」、「住居学演習」、「保育学実習」、「生活経営学演習」、「家庭科教育学演習」等、多くの体験的授業があります。これらを通じて教育的実践力を養います。
学びのポイント 3
少人数ゼミ指導による学びの深化
家政教育コースでは、3年時に各研究室(ゼミ)に分属し、各分野の専門的な内容を学びます。4年生では、卒業論文に取り組む過程で個々に教員の指導を受けます。所属教員の専門分野が広範囲にわたるため、多くの分野を幅広く学習できるのが家政教育コースの大きな特徴です。
募集人員
10人
学習領域
家庭科教育学、食物学、被服学、住居学、生活経営学・家族関係学、保育学
取得できる免許・資格
●:小学校教諭一種
〇:中学校教諭一種(家庭科)、高等学校教諭一種(家庭科)
資格:学校図書館司書教諭、図書館司書
●:卒業要件単位で取得できる教員免許状
〇:卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できる教員免許状
(ただし、授業時間割上の制約によって希望する免許状が取得できるとは限りません)
4年間の学び
家庭科の学習は、生活に直接かかわる学問分野を背景としています。生活の様々な課題に関心を持つ人に是非とも学んでいただきたい専攻です。
1回生
得意分野や指導教科となる家庭科の基礎・基本をしっかり学ぶ
学校教育について学びます。また、高等学校までの学習を踏まえ、家庭科の指導に必要な専門性を持つための基礎を学びます。
主な授業
- 教職入門
- 被服学 I
- 生活経営学
- 住居学 I
- 保育学 I
- 発達と学習の心理学
- 小学校教科専門科目
2回生
授業に生かすことができる具体的、体験的な学びを大切に
具体的な教育課題や授業の組み立て方、教科内容について学びます。家庭科指導の中心となる実習を体験的に学びます。
主な授業
- 家庭科教育法(中等I・II、初等)
- 小学校教科専門科目
- 調理学実習 I
- 保育学実習
- 食物学 I
- 教育課程・方法論
- 生徒指導・進路指導論
3回生
大学で学んだ成果を基本実習で発揮
学校教育について体験的に学びます。教育実習に備え、また、その成果を生かす学習をします。各々の興味・関心に応じて家庭科の専門性を深めます。
主な授業
- 基本教育実習
- 中等家庭科教育法(III・IV)
- 被服学実験 I
- 生活演習 I
- 生活研究論
- 教育相談の心理学
4回生
主体的に取り組み、課題を探究する経験から自らを育てることを学ぶ
課題の発見と課題の探究を行い、成果を客観的な立場で他者に伝える意義を学びます。4年間の振り返りを通して、教員としての自律性を育てます。
教員からのメッセージ
家庭科の学習は、生活に直接かかわる学問分野を背景としています。生活の様々な課題に関心を持つ人に是非とも学んでいただきたい専攻です。具体的には、家庭科教育学、食物学、被服学、住居学、生活経営学、家族関係学、保育学からなります。
日常の生活との関係が深くあり、学んだことをすぐに教育実践につなげることができる実践的な学びができることが大きな特徴です。また様々な知識・技能を習得するだけにとどまらず、それらを自分自身の生活に取り入れ、より豊かな生活を行うことができるようにもなります。
(家政教育講座 小﨑恭弘)