『第2回京阪奈三教育大学連携推進フォーラム―「学び続ける教員」のための教員養成・研修の高度化をめざして―』を平成27年3月2日(月)に天王寺キャンパスで開催しました。このフォーラムは、文部科学省国立大学改革強化推進補助金事業の一環で、京都府・大阪府・奈良県・京都市・大阪市・奈良市の6府県市教育委員会の後援を得て、京阪奈三教育大学連携推進協議会が主催したものです。
当日は、当番大学である本学の栗林澄夫学長が開会挨拶を述べた後、文部科学省高等教育局大学振興課の佐藤弘毅教員養成企画室長による「行政説明」がありました。続いて、三教育大学の各連携拠点センターが「連携拠点センターを中心とする三教育大学連携の現状と成果」、京阪奈三教育大学双方向遠隔授業システムワーキンググループが「双方向遠隔授業の展開とその成果」をそれぞれ発表しました。さらに、国の立場から佐藤室長、地域から津田仁大阪府教育委員会教育監、大学から京阪奈三教育大学長が加わり「関西発 大学間連携による教員の養成・研修」をテーマにパネルディスカッションを行いました。最後に、協議会の次年度当番大学である奈良教育大学の長友恒人学長が、三大学連携による成果への期待を込めた挨拶で締めくくりました。100人を超える参加者は、それぞれのテーマに熱心に耳を傾けていました。
参加者アンケートでは「各大学に置かれる連携拠点センターの活動状況がよく分かった」「双方向遠隔授業の延べ受講者数が2600人にも及んでいることに驚いた」「学び続ける教員の養成・研修の重要性と実現に向けた課題が理解できた」「大学・教育委員会の考えるところが違う」「連携の姿が見えにくい」といった声が寄せられました。
プログラム内容
14:00-14:05 |
開会挨拶 |
大阪教育大学長 栗林 澄夫 |
14:05-14:30 |
行政説明 |
文部科学省高等教育局教員養成企画室長 佐藤 弘毅 |
14:30-15:10 |
拠点センターを中心とする三教育
大学連携の現状と成果
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京都教育大学教職キャリア高度化センター長 水山 光春
大阪教育大学教員養成高度化センター長 越桐 國雄
奈良教育大学次世代教員養成センター長 高橋 豪仁
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15:10-15:45 |
双方向遠隔授業の展開とその成果 |
奈良教育大学理事・副学長 生田 周二
京阪奈三教育大学双方向遠隔授業システムワーキンググループ
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16:00-17:15 |
パネルディスカッション
「関西発 大学間連携による教員の
養成・研修」
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[パネリスト]
京都教育大学長 位藤 紀美子
大阪教育大学長 栗林 澄夫
奈良教育大学長 長友 恒人
文部科学省高等教育局教員養成企画室長 佐藤 弘毅
大阪府教育委員会教育監 津田 仁
[コーディネーター]
京都教育大学理事・副学長 細川 友秀
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17:15-17:25 |
質疑応答 |
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17:25-17:30 |
閉会挨拶 |
奈良教育大学長 長友 恒人 |
報告書(ファイル容量が大きいため、分割して掲載しています。)