心理・教育支援コース

高度教育支援開発専攻 心理・教育支援コース

 教育領域で従事する心理職や子どもに関する心理の専門家、さらに教育や子どもの発達に関する心理学研究を行いたい学生を対象に、「チーム学校」や教育協働についての理論と実践を学ぶための高度な心理学の教育を行います。
 本コースは「公認心理師」の受験資格及び「臨床発達心理士」「学校心理士」の申請資格を得ることができます。
 

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特徴

  • 国家資格である公認心理師(※)の取得を支援します。
  • 教育大学としての特徴をいかし、発達や教育に関する研究と、それらに基づいた支援を実践的に学ぶことを通して、発達の多様性を理解しさまざまな形での協働を実践することのできる心理支援の専門家を育成します。

※所定の43単位を取得して本学大学院を修了することで受験資格を得ることができます。ただし、大学院に入学する前に4年制大学において法令で定められた科目をすべて履修していることが条件となります。条件を満たすかどうかは、ご自身の所属又は卒業大学にご確認ください。

修学キャンパス

柏原キャンパス(昼間開講)

主な科目

  • 心理支援に関する理論と実践
  • 心理実践演習
  • 公認心理師と教師の協働的援助

修了後の輩出先

スクールカウンセラーなど教育機関に勤務する心理職、子どもや家族に関わる施設等に勤務する心理職、その他公認心理師として医療・福祉・産業・司法の分野における心理支援に携わる専門職など

取得できる資格

  • 【国家資格】公認心理師(受験資格)
    心理学の専門的知識と技術をもって、心理に関する支援を必要とする人の心理状態の観察と分析、その心理に関する相談、助言、指導その他の援助を行うことなどを業とする専門職です。
  • 【認定資格】臨床発達心理士(※)
    臨床発達心理士とは、発達の臨床に携わる幅広い専門家に開かれた資格です。人の発達・成長・加齢に寄り添い、必要とされる援助を提供します。発達心理学をベースにして「発達的観点」を持つところが特徴です。
  • 【認定資格】学校心理士(※)
    学校生活におけるさまざまな問題について、アセスメント・コンサルテーション・カウンセリングなどを通して、子ども自身、子どもを取り巻く保護者や教師、学校に対し、「学校心理学」の専門的知識と技能をもって心理教育的援助サービスを行うことのできる方に対して、一般社団法人学校心理士認定運営機構が認定する資格です。

※公認心理師資格を取得し、所定の講習会を受講することで申請資格が得られます。

 

コース代表教員からのメッセージ

石橋正浩教授

石橋 正浩 教授

 2017年の公認心理師法施行をうけ、教員養成だけでなく教員を支援する人材の養成も本学の使命であるとの考えのもと、学部では2019年度入学生から、そして大学院では2021年度入学生から、公認心理師国家資格取得に対応するカリキュラムに着手することとなりました。
 学校現場では教員の業務過多に加えて、対応する問題も多様かつ深刻なものが増えています。教員、児童生徒、保護者、各種専門職、そして地域社会と連携して問題の解決にあたろうという「チームとしての学校」の考え方は今後ますます重要になります。「チームとしての学校」の一員として、あるいは保健医療や福祉などのさまざまな分野において、心理学の体系的な知識を基盤とした効果的な支援を実践することのできる専門家を養成したいと考えています。
 研究と実践の双方に意欲と熱意があり、なおかつ冷静な観察眼や分析力のある方をお待ちしています。新たな歴史を作りましょう。