教員に聞いてみました
教育協働学科理数情報部門 町頭 義朗 教授
Q1.気をつけていることは?
大学の授業を受けている、っていう雰囲気を味わえるようにしています。プリントや資料を見て、出された課題について考えるだけじゃなくて、教員の声を聴くことができて、画面の中で説明してもらえているっていう環境を提供できるよう取り組んでいます。
Q2.苦労していることは?
課題のフィードバックが一番大変ですね。前期だけでも200人超の受講生がいるので、その課題への回答と授業に関する質疑、近況報告等、その全てに返事を書くのは骨が折れますね。帰宅後や土日に返事を書くことが多くなっていますし、1日の中でPCに向かう時間が圧倒的に増えました。でも、どれだけ大変でも学生と繋がっておきたいので、欠かさないことの一つです。
Q3.オンライン授業の利点は?
学生からしたら、考える時間が十分に取れるということですかね。ある学生は「家族会議を開いて一緒に考えました」っていうこともありましたね。他には、わからなかったところも、早戻しをして聴くことができるのも利点だと思います。
Q4.学生に意識してほしいことは?
学習状況や様子は「文字」でしかわからないので、課題への回答や感想等は「わかりやすく」「伝わりやすく」書くことを意識してほしいですね。論理的に、過不足なく書いてほしい。あとは、昼夜逆転することなく、正しい生活習慣で過ごしてほしいですね。そのために、私たち教員は授業時間までに、動画をアップロードすることは必須だと思います。
教員養成課程理科教育部門 向井 大喜 特任講師
Q1.気をつけていることは?
見やすい動画の作成を心がけています。YouTuberの方の動画を参考に、動画での話し方や資料の見せ方にも気を付けています。また、授業が一方通行となってしまうことも避けたいので、完全オンデマンドの授業については、感想や質問への回答を、なるべくその次の授業内で行うようにしています。
Q2.苦労していることは?
動画をどうやったらコンパクトにできるのか、にいつも悩まされます。授業時間自体は90分ですが、動画になると密度が濃いので、1時間以内にするように努めています。あとはやっぱり、準備が対面授業よりも倍以上の時間がかかってしまうことですね。
Q3.オンライン授業の利点は?
PCやタブレット、スマホなどのICTを活用することを前提とした授業であることですね。受講者がすぐにICTを使用できる状況なので、様々なICTに関するソリューションを結び付ける授業を展開しやすくなりました。そういった授業を受講することで、学生たちもそれらの活用を覚えていってほしいし、模擬授業などで是非実践していってほしいです。
Q4.学生に意識してほしいことは?
今、GIGAスクール構想などで児童生徒一人一台端末が整備されて、インターネットを活用する教育に切り替わっていくところです。本学の学生には、オンライン授業を通してICT活用技術を身につけて、教育現場に出たときに先陣を切っていってほしいです。