プロジェクト概要
現在の高等学校では、SSHにおける課題研究や各種科学オリンピックなど、研究や高度な内容を指導する機会が増えており、博士号を有するような高度な人材も求められている。
また、理系大学院博士課程では、博士課程学生および修了者のキャリアパスの形成が大きな問題になっている。
一方で、教育大学では、高校教員免許の取得が可能であり、附属学校でのSSH等の研究開発や教科専門としての高度な研究も行われている。
これらの状況から、教育大学・教育委員会・研究大学が連携することにより、高度な専門知識・能力を持った理系の博士学位取得者を学校現場に送り出し、社会の養成に応えることが出来ると考え、本プログラムの開発を進めている。
主な取組内容
平成21年10月 |
京都大学理学研究科と協定締結(平成27年8月 京都大学との協定に変更) |
平成21年12月 |
大阪教育大学・京都大学・大阪府教育委員会の3者共同記者発表 |
平成22年 4月 |
第1期生受入 |
平成23年 6月 |
大阪大学理学研究科と協定締結(平成27年4月 大阪大学との協定に変更) |
平成24年12月 |
シンポジウム「これからの中等理科指導者像を探る」開催 |
平成25年 |
関東エリアのポスドク等を対象に東京大学でプログラム説明会を開催 |
平成26年 4月 |
『高度理系教員養成プログラム』に名称変更 |
平成26年10月 |
京都教育大学及び奈良教育大学が参画 |
平成27年 7月 |
奈良先端科学技術大学院大学と協定締結 |
平成28年 1月 |
「高度理系教員養成シンポジウム-これからの科学教育と博士人材-」開催 |
平成28年 |
京都教育大学と連携したアクティブラーニングに関する連続ゼミナールを実施 |
平成29年 2月 |
大阪府サイエンススクールネットワーク連絡協議会との連携協定締結 |
平成29年 7月 |
大阪府立大学と協定締結 |
平成29年11月 |
「課題研究の指導と評価に関するシンポジウム」開催 |
◎その他の内容
○電子ポートフォリオシステムの導入
受講生とのコミュニケーションや受講生同士の交流
学習履歴・レポート等の保存、受講生間での共有が可能
掲示板機能:各種教育関連イベントの案内等に活用
○大阪府教育委員会による本プログラム修了者に対する優遇措置
教員採用試験時に10点の加点措置
修了後の進路(平成30年3月現在)
国立大学附属高校(SSH採択校)/理科(生物)教員 |
大阪府 1名 |
国立大学附属高校(SSH採択校)/数学教員 |
大阪府 1名 |
公立高校(SSH採択校)/理科(生物)教員 |
大阪府 1名
兵庫県 1名 |
公立高校/理科(生物)教員 |
大阪府 1名
兵庫県 1名
群馬県 1名 |
公立高校(SSH採択校)/理科(物理)教員 |
大阪府 2名 |
公立高校(SSH採択校)/理科(化学)教員 |
神奈川県 1名 |
公立高校(SSH採択校)/数学教員 |
大阪府 1名 |
私立高校(SSH採択校)/理科(生物)教員 |
京都府 1名 |
私立高校/理科(生物)教員 |
東京都 1名
千葉県 1名 |
研究所/助教 |
1名 |
学会事務局/事務員 |
1名 |
文部科学省/事務官 |
2名 |
高度理系教員養成プログラム(募集要項等詳細は、こちらよりご確認ください。)