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2018.04.18

東日本大震災ボランティアの体験を語り合う 交流会を開催

 東日本大震災ボランティアに参加した卒業生と在学生の交流会を,3月10日(土)にホテルアウィーナ大阪(大阪市天王寺区)で開催し,15人が参加しました。
 ボランティア活動は,平成23年度より宮城教育大学との連携の下,毎年被災地である宮城県の小学校・中学校に学生を派遣。児童・生徒を対象に学習支援を行い,平成29年度までに88人の学生が参加しています。交流会は,在学生,卒業生,同窓会組織などで構成する「大阪教育大学校友会」の主催で実施。ボランティア活動に参加した卒業生と在校生が交流し,お互いの体験談を語り合うことで,活動を見つめ直し,その意義を再確認することを目的に行われました。
 交流会では,参加者全員が宮城県での活動の内容や当時の様子などを発表しました。大学院理科教育専攻・後藤三郎さんは,「被災者である子どもたちの前向きな姿に感動した。子どもたちと接していて,距離の取り方などに苦労したが,来てくれてありがとうと言ってもらえたのが嬉しかった」と語りました。現在教員として働く卒業生・吉村理宏さんは,「勤務校で生徒たちにボランティアの体験談を話している。今後も東日本大震災について語り伝えていきたい」と話しました。
 参加者からは,「先輩たちが,どのような思いで震災ボランティアに参加し,どんな活動をしたか聞くことができた。それぞれの体験談を聞き,あらためて活動の意義や重みを感じることができた」との感想が寄せられました。

交流会の様子
体験を語る卒業生・吉村理宏氏

(同窓生連携室)