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2018.03.30

協働と連帯の精神で社会へ 学位記及び修了証書授与式を挙行

 平成29年度位記及び修了証書授与式を3月26日(月),大阪国際会議場グランキューブ大阪で挙行し,学部・大学院合わせて1,165人の卒業生・修了生が本学を巣立ちました。
 式には,卒業生・修了生とその家族など約2000人が出席しました。来賓として,連合教職大学院を共同設置している関西大学の吉田宗弘副学長と近畿大学の細井美彦副学長,教育振興会の首藤久美会長,全学同窓会天遊会の島内武会長を迎えました。
 式典は,国歌および学園歌の斉唱の後,教員養成課程,教養学科,第二部小学校教員養成課程,特別支援教育特別専攻科,大学院教育学研究科,大学院連合教職実践研究科の代表学生6人に,栗林澄夫学長から修了証書が授与されました。続いて,在学中に学業や課外活動で顕著な功績を収めた学生を表彰する学長表彰が行われ,水上競技部・石井孝典さん(教養学科スポーツ専攻),女子ハンドボール部・宇野史織さん(教養学科スポーツ専攻)が,大勢の仲間たちに見守られながら表彰されました。
 栗林学長は式辞で「今,世界は歴史の大きな転換点にある」と強調し,「不確実な時代であるからこそ,自らが自立して行動するしかない」と述べました。そして,このような時代に重要なのは,ともに働くという「協働の精神」と,他者への思いやりに基づく「連帯の姿勢」であると説き,「大阪教育大学での経験に誇りを持って,これから活躍してくれることを期待しています。今こそ現実社会の大海原へ向けて帆を挙げて漕ぎ出す時です。『いざ海へ』」とエールを送りました。
 続く教養学科芸術専攻音楽コース及び教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースによる記念演奏では,レスピーギ作曲の交響詩『ローマの松』第4部より『アッピア街道の松』が演奏された後,会場全員で送別の歌『蛍の光』を斉唱しました。さらに,サプライズで秦基博の『ひまわりの約束』が演奏されると,卒業生・修了生も一緒に口ずさみ,大いに盛り上がりました。
 アンコール曲のヨハン・シュトラウス1世作曲『ラデツキー行進曲』が演奏されると,公式キャラクター「やまお」と「たまごどり」がステージに登場し,会場全員の手拍子で卒業式を祝いました。
 閉式後,修了証書を手にした卒業生らは,「社会人になっても,学び続ける心を忘れずに精進していきたい」「子どもに寄り添える先生になりたい」「子ども視点を大切に,卒業してからも地道に頑張りたい」などと今後の抱負を話しました。

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(広報室)