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2018.02.08

附属特別支援学校の生徒がカタシモワイナリーを見学

 本学附属特別支援学校の生徒,教員ら30人が1月11日(木),大阪府柏原市のカタシモワイナリーを訪問し,ぶどう畑やワイン工場を見学しました。
 柏原市では古くからぶどうが栽培され,昭和初期には生産量全国1位を誇りました。現在も市の主要な産業の一つとなっており,丘陵地にはぶどう畑が広がっています。カタシモワイナリーは,100年を超える歴史を有する名門ワイナリーで,本学の大学生協ショップでは,同社の生産による本学オリジナルラベルのワインも販売されています。
 当日は,カタシモワイナリーを運営するカタシモワインフード株式会社の山本哲史氏が,大阪のぶどう栽培の歴史や作業過程を生徒たちに説明しました。続いてぶどう畑に入り,その年の生育や収穫を左右するという剪定作業が行われる前と後の木を見比べ,生徒たちは作業量の多さに驚いていました。
 さらにワイン工場で,大型の醸造機器や,国の登録有形文化財となっている貯蔵庫などを見学しました。貯蔵庫は,電気のない大正時代に,井戸からくみ上げた地下水を利用して室温を調整し,ぶどうやワインを貯蔵した施設です。現在は戦時中に作られたブランデーが数多く貯蔵されており,今回特別に内部を見学しました。また,貯蔵庫の2階にあるテイスティングルームで,国産ぶどう100%使用の濃厚なぶどうジュースを試飲しました。
 生徒たちは,「冬だったのできれいなぶどうは見れなかったけど,その仕組みがわかって勉強になりました」「ぶどうジュースがおいしかったです。ブランデー貯蔵庫の中はすごい量だと思いました」「またぶどうが実っている季節にも行ってみたいです」などと感想を寄せました。

ぶどう畑で説明を聞く生徒たちの様子
ぶどうジュースを試飲する様子
集合写真

(広報室)