地域連携・教育推進センターと識字・日本語学習研究集会実行委員会が主催する「第8回識字・日本語学習研究集会」を、1月28日(土)に天王寺キャンパスで開催しました。この研究集会は、識字・日本語教室(*)の学習者とパートナー(学習者と共に学ぶボランティア)や関係者、夜間中学校の教員・生徒などを対象に行うもので、対面・オンライン合わせておよそ100名が参加しました。
今回は、3つの分科会に分かれ、それぞれのテーマについて話し合いました。第1分科会は、「学習者の思いを囲んで交流する」をテーマに、識字教室や夜間中学に通う学習者が自ら経験したことを発表し、参加者との意見交流を行いました。第2分科会は、「ボランティア・夜間中学教職員意識調査の報告と討議」をテーマに、調査に関する報告や提案をうけて、参加者同士によるグループワークが行われました。第3分科会は、「大阪における識字・日本語・基礎教育機会の広がりを考える」をテーマに、大阪府内での取組や、府外から招いた講師による自主夜間中学の取組や実践について報告がありました。
参加者からは「このような機会がなければ聞けない話や意見を交えることができ、大変勉強になりました」「さまざまな立場の人が1つのテーマで議論できる場があるのは大事だと改めて感じました」「今日学んだことを再確認し、実践していこうと思いました」との感想がありました。
*識字・日本語教室は、日本に住む外国人や様々な事情で日本語の読み書きに不自由している方が学ぶ場所。
第1分科会の様子
第2分科会の様子
第3分科会の様子
(地域連携・教育推進センター)