連合教職大学院が,「ニュージーランドの多文化共生教育に学ぶ」プログラム報告会を,2月20日(土)に大阪国際交流センター(大阪市)で開催しました。 このプログラムは,文部科学省の「令和2年度新時代の教育のための国際協働プログラム(教員交流)」の採択を受けて実施したプログラムです。当初は,連合教職大学院の現職教員院生が,ニュージーランドを訪れ,現地の学校と交流する予定でしたが,コロナ禍により渡航が困難になりました。しかし,ビデオ会議システム等を通じて,海外の学校・専門家や他大学の研究者・院生との交流を重ね,各自がそこで得た教育実践の知見を整理し,地域の特性や自らの経験を融合・発展させ,所属する学校等の多文化共生教育に関する改革案にまとめることができ,その成果報告の場として,今回の報告会を開催しました。 報告会は,新型コロナウイルス感染防止のため,会場にはプログラム参加者等の限られた人数のみの参加とし,それ以外の参加者には,ビデオ会議システム(Zoom)で会場の様子を配信しました。 報告会では,プログラム担当教員によるオリエンテーションの後,2会場に分かれてプログラム参加者による学校改革案の報告を行いました。質疑応答の場面では,会場の参加者だけでなく,Zoomでの参加者からも多くの意見・質問があり,活発な意見交換の場となりました。 また,各報告の後に再び1つの会場に集まり,実施にあたって連携機関としてプログラムに参加した,大阪府・大阪市・堺市の指導主事の先生方にも,本プログラムでの取組について,コメントがありました。 最後に,プログラム担当教員,参加者,各教育委員会指導主事の先生方,Zoomでの参加者を交えて,振り返りと総括的な意見交換を行い,報告会は閉幕しました。 なお,3月27日(土)には,本学を含む,今年度の文部科学省「令和2年度新時代のための国際協働プログラム」に採択された3機関による合同成果報告会を開催します。
Zoomでの参加者の質問に回答する教職大学院生
学校改革案を発表する教職大学院生
2021年3月15日掲載(天王寺地区総務課)