卒業生CATCH! 田畑 実和さん

   
  

自分の歌を届けるために新たな挑戦を

教養学科 芸術専攻 音楽コース 2018年3月卒業
シンガーソングライター
田畑 実和さん

幼い頃から音楽に触れてきた

 シンガーソングライターとして活躍する田畑実和さんは、小さい頃から音楽に触れてきて、物心つく前からディズニー音楽を聴いて歌っていました。そこから両親の影響もあり、音楽に関係するさまざまな習い事を始めます。「3歳からピアノを始めて、劇団四季も好きだったので歌と演技とダンスも習いました。大学のサークルではドラムやギターボーカルにも挑戦しました」。大学卒業後は一般企業に就職しましたが、「音楽活動も並行して続けていて、やっぱり音楽の道に行こうと決めました。そこからオーディションを受けてグランプリを受賞したことをきっかけに、シンガーソングライターとしてデビューしました」と語ります。

「うたリポ」としての活動

 田畑さんはシンガーソングライターとして活躍する傍ら、2021年にプロ野球球団であるオリックス・バファローズの三代目サポーターに就任して、歌えるリポーター「うたリポ」としても活動しています。「オリックスの主催試合では、試合前から球場のアナウンスや自身のオリジナル曲の歌唱、試合のイニング間にはギターを使ったリポート、また選手へのインタビューもしています」。当初は純粋なリポーターとしての募集でしたが、田畑さんがオーディションでギターができると言ったことをきっかけに「うたリポ」という名称が誕生しました。「誰もやったことがないので、正解が分からず不安になるときもありますが、歌とリポートを通して近い距離からファンの方に球団の魅力を届けられるように試行錯誤しています」

大学時代に得た仲間

 大学では音楽に真剣に向き合っている人たちと出会えて刺激的だったと振り返ります。「授業を受ける中で、みんな音楽のプロフェッショナルになるんだろうなって感じながら過ごしていました」。大学時代の友だちとは卒業後も連絡を取り合っており、大学での出会いがかけがえのないものだと特に感じた出来事があると語ります。「大学で一緒に授業を受けていた友だちが、私が音楽活動をしているのを知ってくれていて、私のために曲を作ってくれたんです。それをアレンジしたものを、プレデビューシングルとしてCDで出せたことがとても嬉しかったです」と笑顔を見せます。

音楽を通して恩返しを

 

 これからの活動について聞くと「自分の歌をより多くの人に届けることができるように、日々の仕事を一つひとつ丁寧に頑張りたいです」と意気込みます。「今こうしてシンガーソングライターをやっていて、たくさんの方がライブに来てくれたり、野球の試合前に京セラドームで自分の曲を歌ったりとか、本当に貴重な経験ができて感謝しています。この気持ちを胸に、たくさんの人へ音楽を届けることで、これまで関わってきた人たちに恩返しをしたいです」


(2024年6月取材)
※掲載内容はすべて取材当時のものです。

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