教育協働学科 理数情報専攻 自然科学コース
自然科学の幅広い知識を学ぶ
移り変わる現代社会を生き抜くために、様々な事象・現象に対する科学的な考え方が重要となっています。従って、それを指導・支援できる理系人材が、これからの教育・社会活動には不可欠です。本専攻では自然科学の専門知識に加えて、理解力・思考力・データ分析技能・コミュニケーション能力を兼ね備えた人材を育成します。
さらに、その技術・能力・方法論を学校現場を含む社会での教育・指導活動にフィードバックすることで、チーム学校を含む社会に貢献できる人材の育成を目指します。
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求める学生像
- 教育現場,企業で必要な科学技術や自然科学の知識を身につけたい人
- 自然科学の有効な活用にアイディアを持つ人
- 未知の現象を探求し,その社会的意義を説明することに意欲を持っている人
- 学校をとりまく理系の教育支援活動に興味がある人
- 科学技術や自然科学の知識を活かして社会に貢献したい人
学びのポイント 1
自然科学の専門的な知識を身につける
自然科学各分野の概説や基礎の科目により自然科学の基礎・基本を、さらには各分野の専門科目の講義と実験により現代自然科学への理解力を養います。
学びのポイント 2
自然科学の知識・手法を用いた課題解決能力を身につける
各領域の実験科目や卒業研究により、自然科学的な考え方を身につけ、さらに自然科学の理解に基づいた課題解決能力を養います。
学びのポイント 3
自然科学の教育マインドを身につける
中・高等学校の理科教員免許を取得できます。また「教育コラボレーション演習」や各領域の「プロジェクト演習」等により、自然科学の理解に基づいた教育的課題解決の実践力を養います。
募集人員
60人
取得できる免許・資格
○:中学校一種(理科)、高等学校教諭一種(理科)
資格:学校図書館司書教諭、社会教育主事、図書館司書
○:卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できる教員免許状
(ただし、授業時間割上の制約によって希望する免許状が取得できるとは限りません)
4年間の学び
1回生
自然科学・教育協働についての基礎・基本を学ぶ
「物理科学基礎」や「物質化学基礎」、「生命科学実験I」、「自然システム実験I」などの講義と実験により、自然科学の基礎・基本を修得します。
主な授業
- ダイバーシティと人権
- ICT基礎 a・b
- 教育基礎セミナー
- 教育協働概論 I・II
- 科学リテラシーと社会
- 物理科学基礎
- 教育総論
- 生命科学実験 I
2回生
自然科学の基礎を広く学ぶとともに専門領域を学ぶ
さらに、自然科学各分野の概説等により自然科学の基礎を学び、各分野の「実験デザインプロジェクト」により、自然科学実験の考え方を修得します。また「固体地球科学」などにより各領域の専門を修得し始めます。
主な授業
- メディア・リテラシー演習
- アクティブ・ラーニング入門
- 教育協働デザイン演習
- サイエンス活動指導論
- サイエンスデジタル教材開発
- 応用物質化学
- 分子遺伝学
- 学校安全
3回生
興味のある自然科学の専門領域を深く学び、その活用を学ぶ
「量子物理学」や「有機物質科学」、「集団生物学」などにより各専門領域を修得するとともに、「教育コラボレーション演習」や各領域の「プロジェクト演習」で、その活用力も養います。
主な授業
- 教育コラボレーション演習
- 外国語実践演習
- 科学教育プロジェクト演習A
- 量子物理学
- 集団生物学
- 自然システム野外実習
4回生
自然科学の研究方法や実践方法を学ぶ
少人数での研究室分属による「卒業研究」や「科学教育実践演習」で研究手法や実践力をしっかりと養います。
主な授業
- 科学教育プロジェクト演習B
- 科学教育実践演習
- 卒業研究
卒業後イメージ
化学・薬品系メーカー、食品メーカー、電器・機械メーカー、環境調査系企業、教育サービス企業、中学校教諭、高等学校教諭など
教員からのメッセージ
これからの科学技術の発展を担う人材、そしてその人材を育てるための教育指導には、専門知識はもちろん、その知識を活かした発想力、そして、他人にわかりやすく伝える能力が求められています。自然科学コースでは、科学各領域の基礎知識と同時に、上記の能力を身につけてもらい、教育界はもちろん、社会を支える人を育てていきます。ぜひ、本学に入学して頂き、次の時代を担う人材となってください。(堀 一繁)