5月21日、関西の大阪府、京都府、兵庫県についての緊急事態宣言が解除されました。
 既にお知らせしてきましたが、本学の対応としては、まず、4月7日に大阪府を含む7都府県に対して首相により発せられた緊急事態宣言を受けて、大阪府知事が大学を含む教育機関に休校措置を要請したことから、学生の皆さんの安全を守るための措置をとりつつも、学びを保証するために4月20日から5月9日までを感染拡大防止期間としてオンラインによる授業を行うことを決定し、4月9日の学長ブログでもお知らせしたとおりです。その後、緊急事態の指定期間延長に伴う措置として、オンラインによる授業を前期全体に拡大することを、同じく学長ブログにて5月8日にお知らせしました。そうしたことが、感染状況は落ち着きつつあるとの政府の判断による5月21日の解除発表につながったと考えています。
 大阪教育大学の教育に関わる皆さんはよくご存じの通り、本学では、実技・実験や実習系が、学修において重要な位置を占めます。それらをしっかりと進めるため、6月1日からは、これら実技・実験・実習系の科目の一部及び卒業研究・修士論文指導の対面形式での実施を順次行うこととしました。
 しかし、これまでの国を挙げた取り組みからもご理解いただけると思いますが、学生の皆さんの安全を確保することが、何をおいても重要な事項です。ついては、大阪府から示された「感染拡大予防にかかる標準的対策」に基づく学修環境を整備し、できるだけ安全を確保しつつ学修に向かっていただくために、開始日を6月15日とすることを5月22日の大阪教育大学危機管理本部会議で決定いたしました。
 この度のオンライン授業導入は、授業の実施が困難な状況における苦肉の策ではありますが、同時に、Webを利用するテレワークが企業でも導入され、「新しい生活様式」の実現が見込まれる中での、教育の高度化、質保証、教育評価の実体化等に向けた新しい可能性をも示してくれていることを感じています。大阪教育大学は、既にBYOD(Bring Your Own Device)の環境が整っており、積極的な展開が可能です。今後に向けて、この機会をチャンスに取り組みを進めていきましょう。

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  大阪教育大学に所属する教職員、学生、附属学校園の園児、児童、生徒、そして保護者の皆さん、先だって以来、政府による「緊急事態宣言」が、5月6日までの期間を指定して発せられたことを受けて、大阪府がすべての教育機関への立ち入り禁止を要請したことから、当該の週末の10日までを本学では、立ち入り禁止並びに附属学校園における休校とさせていただきました。
 この度、5月末日までその期間が延長されたことに伴い、その措置を延長することを5月7日の危機管理本部会議で決定いたしました。コロナウイルスの感染防止の観点から、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
 その後、今日までに学生の皆さん、教員の方々から様々のご意見や要望をいただきました。学生の学ぶ権利を保障する観点から、4月20日からオンラインでの授業を実施してきているところですが、参加している多くの学生の皆さんには戸惑いがあると思います。急遽決定し、実施に移したことから、オンライン授業実施の案内が遅いではないか、との叱責もいただきました。率直にお詫び申し上げます。私立大学と異なり、国立大学は、政府方針の発表を根拠として対応を図ることが必要だと考えておりますので、若干の遅れにつながりました。困難な状況の中で、学生の皆さんが協力して大学における「学び」の実質化に向けて努力して下さっていることに感謝申し上げます。
 また、教員の皆さんにおかれましても、Moodleをはじめとする様々なシステムを活用して、学生の学びをサポート頂いておりますことに、あらためて感謝申し上げます。
 こうした状況下で、前期全体の授業をオンライン中心に行うことを表明させていただきました。総合大学の多くの学部とは異なり、医学部や教員養成学部は、専門職の人材育成を行っており、本学においては教育実習や免許更新講習が重い課題として学年暦を構成しています。学生の学修に責任ある立場として、タイムリミットを迎え決断したことをご理解いただきたいと思います。
 また、今回のオンライン授業の導入をコロナウイルス感染時のみにおける一時期のみの方策とは捉えていない、という点をも付け加えさせていただきます。この騒ぎが終焉したとしても、授業での活用に加え、学生相談やガイダンスなどにも広く利用されていくことが考えられますので、オンライン活用に慣れていく必要があります。教職員、学生の皆さんにはこの面での自己研鑽をお願いいたします。
 学生の皆さんの中には、経済的な面において学業の継続することに不安を持っている方も少なくありません。大学では、授業料の納付困難者に対する徴収猶予をすでに行い、また、大学基金を活用した修学支援奨学金の支給をはじめとする各種修学支援策を計画しております。加えて,新たに大学基金を募り,本学として更なる修学支援を図っていきます。政府においても、経済的に困窮する学生に対する給付金を検討するような報道もされていることから、不安を和らげることに全力を尽くします。皆さんは「学び」を諦めないで下さい。
 附属学校園の園児、児童、生徒の皆さんも、大学の学生と同じように、長引く休校に大きな不安を感じていると思います。危機管理本部の決定の中では、場合により各校園長の判断で健康や学習状況の確認のための登校もあり得る、としているところですので、現状が好転し、校長園長がそのように判断できる状況が来ることを期待しています。
 今後、状況が好転すれば、活動の再開が前倒しされる可能性も残されていますので、今しばらく自粛を継続し、皆さんと再会できる日を待ちたいと期待しています。

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