教員養成フラッグシップ大学構想 令和5年度進捗状況
先導的・革新的な教員養成プログラム、教職科目の開発
特例制度を用いた教職課程の編成
学部
フラッグシップ特例科目のダイバーシティ教育の基礎に関する4科目「ダイバーシティと教育」「現代社会と子どもの権利」「多様な子どもとインクルーシブ教育」「外国人の子どもの理解と支援」の試行を実施しました。
教職大学院
フラッグシップ大学特例領域科目について、令和6年度の実施に向けた準備を進めています。このうち、新科目である「教育におけるDXとSTEAMの理論と実践」の試行を実施しました。
学部と大学院の一体的な教員養成カリキュラムの導入
教職大学院科目の先取り履修生に対する履修モデルの作成や先取り履修制度導入に向けた学内規程等の整備し、先取り履修生の募集を行い、学部3回生9人を選考しました。
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先取り履修(本学学部生対象)
産官学連携事業
大学の教育研究機能及び企業・NPO等のオープンラボ(1階~5階)と、大阪市教育センターの現職教員研修機能(6階~10階)としての機能が一体となった合築施設「みらい教育共創館」を令和6年度に設置します。設置に向け、施設整備を着実に進めるとともに、企業のオープンラボ貸付に係る公募では9社の応募があり、5社を選定しました。

オープンラボ入居法人及びみらい教育共創パートナー交流会の記念写真
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オープンラボ入居法人及びみらい教育共創パートナー交流会を開催
学び続ける教員を支えるプラットフォームの構築

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全国の教員や教員志望者に対して、いつでもどこでも自由に学べるオンライン教員研修プラットフォーム「OKUTEP(Osaka Kyoiku University Teacher Education Platform)」により、研修コンテンツの提供を開始しました。(令和5年度:29コース)
OKUTEPはユーザー登録さえすれば、誰でも受講でき、 2分から15分程度で一つの学習が完結するマイクロラーニングの仕組を取り入れています。受講者はカテゴリ等に分類されたリストから研修を自由に選択し、必要なときにいつでも受講することが可能となっています。
令和5年度は、大阪府内3つの教育委員会と連携し、教員育成指標からコンテンツを選択できるようにするとともに、所属する教員に履修証明としてデジタルバッジを発行することで、履修履歴の可視化を進めつつ教員の自律的な学びを支援しました。
【関連リンク】
シンポジウム「大学の知を教員研修に生かす」を開催
シンポジウム「大学と教育委員会の連携による教育研修の高度化をめざして」を開催
実践的研究に重点を置いた大学院博士課程の設置

3大学による協定書締結式
大規模な単科の教員養成大学である北海道教育大学と大阪教育大学と福岡教育大学が協力し、臨床的な研究力と教員養成の学識を備えた「教員養成担当大学教員」や「教員研修担当者」等を養成するべく、令和7年度の博士後期課程の共同設置に向け、文部科学省に設置申請書を提出しました。
新しい博士後期課程においては、これまで各大学が取り組んできた教員養成の実績を活かして、新たな時代にむけた取り組みを進めるため、全国を縦断するネットワークを構築しつつ、学校現場をフィールドとした臨床的研究によって課題解決に寄与する大学教員等を養成するとともに、教員養成モデルや教員養成学の開発、個別地域に留まらない全国レベルでの課題解決につながる臨床研究を行います。

共同教育課程による博士後期課程の設置構想における設置趣旨イメージ
【関連リンク】
大阪教育大学、北海道教育大学、福岡教育大学が「共同教育課程による博士後期課程の設置に関する協定書」を締結
北海道教育大学・大阪教育大学・福岡教育大学の共同教育課程による博士後期課程の設置構想概要について