天王寺キャンパスでは、通称「四大行事」を学生の自治のもとで実施しています。 そこで、学生にそれぞれの行事のおすすめポイントを聞いてみました!
佐藤 8時15分から朝礼があって、その後に仕事が始まります。午前中は個人練習をしたり、合奏練習をしたりします。午後はまた合奏練習をして、次の日に演奏会がある場合はトラックに楽器を積み込んだり、演奏服にアイロンをかけたりといった準備をして17時に業務が終了します。演奏会がないときは個人練習をしたり、走りに行ったりします。
高橋 音楽隊といえばやはり演奏会ですよね。演奏会では、自分たちで曲の選定、楽器や楽譜の準備をします。さらに、会場のセッティングから受付、片付けも全部やります。みんなで一つのものを作っている感覚があり、仲間意識ややりがいが感じられて楽しいです。
横山 ホールに来てもらうよりも、自分たちが街などに行って演奏することが多いですよね。たまたま通りすがった人にも聞いてもらえるので、より多くの人に演奏を届けることができて嬉しいです。
佐藤 いろいろな地域に演奏に行けるのも良いところだと思います。僕は北海道に配属されているのですが、同じ北海道の中でも多様な地域があって多くの人と交流できています。基本的にバスで移動をしているのですが、道の駅やサービスエリアに寄るのも楽しみの一つです。
高橋 音楽隊に配属される人も、別の職種に配属される人も、まずは前期教育という自衛官になるための教育を受けます。前期教育期間中は6時にラッパの音で起きて点呼をして、朝ごはんを食べ、部屋の掃除をします。その後、間稽古というものがあり、自衛隊体操や筋トレをします。それが終わったら課業があり、座学や射撃訓練、ほふく前進などの訓練を受けます。
横山 懐かしいですね。前期教育期間中は、座って勉強をしているかひたすら運動をするかでしたね。
高橋 その前期教育が4月~6月までで、そこから後期教育を受けます。後期教育は、音楽隊に配属される人たちが集まって、合奏など音楽メインの勉強をします。それが10月半ばで終わって、そこからようやく音楽隊員として配属されます。
佐藤 教育期間中といえば、小銃を身体の前で支えながら走るというハイポートが大変だったのを思い出しました。
高橋 最初にハイポートという単語を聞いたとき、かっこいいって思っていたのですが、小銃は重たいし特に坂道がきつかったです。
横山 私もこんなの持って走るのなんて無理と言っていたのですが、体の使い方がわかったらなんとかできるようになりました。そのうえ、ハイポートのおかげで体力がついて楽器が吹きやすくなりました。
高橋 2回生のときに中部方面音楽隊の方々が大教の音楽棟ホールで演奏会をしてくれて、そのときに初めて音楽隊という仕事があるのを知りました。寮があるし、食堂でご飯も食べることができるという、生活環境が整ったうえで演奏の仕事ができることにとても魅力を感じました。また、2つ上の先輩が音楽隊に所属していて、活躍している姿を見て、自分もその先輩みたいになりたいと思って入隊を希望しました。
横山 私も高橋さんと同じで、演奏会がきっかけです。久しぶりに生の演奏を聞ける機会で、最初のマーチを聞いたときに、すごく音圧を感じてかっこいいという印象を受けました。音楽隊に入れば自分の好きなことを仕事にでき、いろいろな人に演奏を聞いてもらえる機会があるので、やりたいことと誰かの役に立つという自分の理想がマッチしたので音楽隊に入ろうと思いました。
佐藤 僕もトランペットをずっと演奏してきたので、それを仕事にしたいとは思っていました。また、もう少し勉強したいという気持ちもあったので、まずは大学院に進学しました。大学院に通う中で、音楽隊の説明会があったので参加してみると、高橋さんが言ったように生活環境面が充実している、給与が安定しているという話を聞いて魅力的に思いました。さらに、大教の同期が音楽隊に入隊していて、楽しいよと教えてくれたのも理由の一つです。
高橋 私が先輩に憧れて入隊したみたいに、誰かが私の演奏や所作を見てそれが活力になるような、そういう振る舞いができる音楽隊員になりたいです。
佐藤 先輩方を見ていると、日頃の振る舞いもかっこいいですよね。
横山 私は演奏がうまくなりたいのはもちろんですが、服務をきちんとこなす音楽隊員になりたいです。体力がなく、だらしない姿を地域の人に見せると、自衛隊自体への不安感が生まれると思います。
高橋 地域の人と一番触れ合えるのは音楽隊なので、音楽隊員がそういう意識をきちんともって活動するべきですよね。私も地域の人と自衛隊をつなげられるような隊員になりたいです。
佐藤 自衛隊の他の職種はどうしても活動が見えにくい部分もあるので、自衛隊のイメージを左右しやすいのは音楽隊だと思います。
横山 全国に友達ができるのがおすすめポイントです。というのも、入隊したときにはまだ自分がどこで働くかわからなくて、配属のタイミングで初めて知らされます。私は沖縄と言われて最初は驚きましたが、新天地での生活で友達も増えました。
高橋 想像してなかった地域に行けて、いろいろな人と出会えますよね。自分の意志だけでは広げられなかった世界が待っていて楽しいです。
横山 あと沖縄は地域密着型の雰囲気があるので、沖縄の伝統楽器である三線(さんしん)の練習をしたりします。その地域に合わせた技術を身につける機会があるのも良いなと思います。
佐藤 音楽隊でないとできない仕事もたくさんありますよね。僕は去年でいうと、札幌競馬場でファンファーレを演奏しました。これは音楽隊でないとできないものです。また、オーケストラだとあまり自分たちでお客さんのお見送りをしないのですが、音楽隊はお見送りまでします。お見送りをしているときにもお客さんの反応がわかるので、それもやりがいに感じます。泣きながら良かったよと言ってくれた方もいて、すごく嬉しかったです。