文部科学省が6月25日、「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」の最終まとめを公表しました。情報機器の革新によるいわゆる「情報革命」が1960年代に始まってから半世紀余り、情報機器の革新を背景とする情報データのグローバルな流通が世界に与えた影響力は、交通機関の発達によって人の移動が生み出した情報伝達よりもはるかに大きなものでした。
 今回公表された内容は、Society 5.0と言われるAIやIoTの発達を前提とする社会の到来が間近に迫る状況を受けて、学習ログやデジタル教材を基に、学習者自らが自己点検を行い、自分の関心に沿った学習を強化していくという新時代の教育の方向性を示したものと受け止めることができます。学校教育に新しいサポート体制をもたらすものであり、本学でも引き続き積極的に取り組みを進めていきます。

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 昨日5月28日に神奈川県川崎市において、通学のバスを待っていた児童を中心とする多くの市民が、突然凶器を振りかざす暴漢に襲われ、児童の保護者1名と通学児童1名が亡くなり、17名が負傷するという痛ましい事件が起こりました。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りし、負傷された方々に心からお見舞い申し上げます。
 すべての子どもたちは大きな夢と可能性を秘め、やがて社会においてそれぞれの立場で役割を果たしていく大切な存在です。学校の安全を守ることの大切さについて、附属池田小学校事件を体験した私たち大阪教育大学の教職員、学生は常に心に刻み、学校安全に関する取り組みを進めています。しかし、今回の事件が起きたことで、通学路など学校外における子どもの安全確保というものが看過できない重要な課題であることを突き付けられたといえます。社会の構成員としての私たちの今後の取り組みが重要だと改めて感じています。

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新時代「令和」を迎えて

 5月1日、新天皇が即位され、元号が平成から令和へと切り替わりました。
 メディアの多くは、このことを祝い、新しい時代に社会のさらなる発展と持続的な平和を期待する旨の報道を繰り返しています。確かに、多くの国民が平成の時代を通じて長く続いた平和の継続を希望し、その平和の中での生活の充実を期待していることは事実であろうと思われます。しかし、忘れてならないのは、そうした祝賀の雰囲気のさなかにも、お茶の水女子大学附属中学校で起きたような、学校の安全を脅かす事件が起こっていることです。附属池田小学校事件を体験した私たち大阪教育大学関係者は、とりわけこうした脅威に備えるとともに、防災等も含めたこれからの学校安全に向けて心構えを新たにする必要があります。
 新しい時代の繁栄を希求しつつも、教育現場の安全を守る使命を改めて自覚する必要を感じます。

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再発防止取り組み報告会

 先日、附属池田小学校事件に関する再発防止の取り組みの報告会を実施しました。
 平成13年6月8日、本学附属池田小学校に暴漢が乱入し、8名の児童の尊い命が奪われ、多くの児童と教職員が重傷を負う事件が発生しました。本学と附属学校は、日本の未来を担う人材である児童の命を守りきれなかったこと、多くの児童や教職員を負傷させてしまったことを痛切に反省し、二度とこのような事件を起こさないため様々な再発防止の取り組みを行っており、報告会はその点検のために毎年実施しているものです。改めて、失われた命が戻ることのない重大さと比較して、私たちが行っている努力の不十分な点を痛感しました。
 私は教育大の長として、教育の本質は、上から教えを授けて従わせることではなく、誰かが望み、成長していこうとする過程を支えることにあると考えています。今年も近づいてきた6月8日を思いながら、悔悟の念を新たにしました。

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 4月5日(金)、中之島の大阪国際会議場グランキューブ大阪において今年度の入学式を挙行いたしました。学部学生942名、大学院生169名、特別専攻科生26名の合計1137名の学生が大教大生としての生活を始めることになります。新入生一人一人の皆さんに、改めて心から「おめでとう」という言葉を贈りたいと思います。

  私たちを取り巻く世界は、今、激しい変化にさらされています。数十年前に始まった「情報革命」と呼ばれる情報技術の発展により、知識や情報の伝達スピードが飛躍的に向上したことで、グローバル化が急速に進み、金融や物流の環境も激変しました。しかも、そうした技術革新や社会変革は、今後さらに加速しようとしているように思えます。皆さんも、その影響から逃れることはできないでしょうし、環境の変化の大きさに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、新入生の皆さんが持つ、新たな挑戦への意欲という「若さ」こそが、変化をしなやかに受け止め、自己を確立していくための武器になると私は考えています。

 変化の波に洗われながらも、多様な人々とのコミュニケーションを通じて、生涯の核となる「自分らしさ」を見出し、それを未来の社会のために発展させてくださることを期待しています。

入学式の様子

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 新年あけましておめでとうございます。
 1月11日に、天王寺キャンパスで「府立高校教職コンソーシアム」と本学との会合を行いました。加盟する42の高校から、校長先生、教頭先生など多数ご参加いただき、これまで多彩なプログラムを行ってきた連携交流事業の今後の展開をはじめ、高大接続改革に向けた高校と大学の協力の在り方について意見交換しました。また、本学が教育委員会や学校現場と連携し、高度な実践力を持つ教員の育成を目指して改革を進めていることについてもご賛同をいただき、さまざまなご意見やアドバイスをいただきました。今後に向けてしっかり活用していきたいと考えています。会議の後には、情報交換会もあって、有意義な夕刻のひと時でした。

参加者全員で記念撮影

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 本学の協定校で、研究交流や教職大学院の研修協力をしているドイツのライプツィヒ大学の呼びかけで、カザフスタンの首都アルマトイへ行ってきました。EUにおける学生の流動化促進をめざす「エラスムス計画」の交流拡大を目的とした、本学とライプツィヒ大学、アバイ記念カザフ国立教育大学との連携強化を調査するためです。
 カザフスタンは、中国に匹敵するほどの面積に約1500万人しか住んでいない国ですが、古くから東西交流の拠点となっていたことから、多人種、多文化国家の特徴を持っています。来年の協定締結をめざして準備を進めており、グローバル化に向き合おうとしている日本の教育にとっても意味のある協定になることを期待しています。

アバイ記念カザフ国立教育大学

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 9月28日、柏原キャンパスにおいて学位記授与式を行いました。学部卒業生、大学院修士課程修了生、学部を卒業する留学生の合計20名に、学位記をお渡ししました。

 私からは、第4次産業革命の時代と言われる人類史に残る大変革の時代に直面する社会の中で、これまでに培ったそれぞれの分野での技量を基盤として、困難な課題に柔軟に対応できる自己研鑽をこれからも続けてほしい、というメッセージを贈り、お祝いの言葉とさせていただきました。

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 9月10日(月)にザ・シンフォニーホールで、大阪府立支援学校の生徒たちを招待して「ハートフルコンサート」が開催されました。演奏は教養学科芸術専攻、教育協働学科芸術表現専攻の皆さんを中心として、全国の国立大学の音楽担当教員の皆さんにも加わっていただきました。
 支援学校の生徒たちに、本格的な生の音楽に触れる体験を通して感性を磨き、豊かな心を育んでほしいという本学の願いをザ・シンフォニーホールが受け止めてくださり、日本でも有数の音響設備を誇るホールを無料で提供いただいています。また大阪府教育委員会をはじめ、多くの学内外の皆さんが協力してくださっています。取り組みの意義については多くの支援学校の関係者から賛同をいただき、参加希望の学校の生徒数が収容定員の倍になる状態です。
 学生の皆さんは、毎年様々な趣向を考案してくださり、支援学校の生徒たちにとって記憶に残る一日になったのではないかと感じています。
 今後もこうした取り組みを通じて、使命感を持った教員の養成に努めると同時に、学校教育の充実に寄与していきたいと思います。

コンサートの様子

学生たちがダンスで会場を盛り上げる

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 中国の天津大学と、このたび大学間交流協定を締結しました。天津大学と本学は、これまで美術教育を中心とする分野で交流を重ねてきています。天津大学王学仲芸術研究所の徐小栄特任教授が来学され、協定書を取り交わしました。
 天津市は中国の首都北京の南東部に位置する大都市で、古い歴史のある都市のひとつです。協定の締結によって、書道および美術分野を手掛かりに、大学間交流が一層活発になっていくことを期待しています。

徐小栄特任教授(右)との記念写真

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