4月5日(金)、中之島の大阪国際会議場グランキューブ大阪において今年度の入学式を挙行いたしました。学部学生942名、大学院生169名、特別専攻科生26名の合計1137名の学生が大教大生としての生活を始めることになります。新入生一人一人の皆さんに、改めて心から「おめでとう」という言葉を贈りたいと思います。

  私たちを取り巻く世界は、今、激しい変化にさらされています。数十年前に始まった「情報革命」と呼ばれる情報技術の発展により、知識や情報の伝達スピードが飛躍的に向上したことで、グローバル化が急速に進み、金融や物流の環境も激変しました。しかも、そうした技術革新や社会変革は、今後さらに加速しようとしているように思えます。皆さんも、その影響から逃れることはできないでしょうし、環境の変化の大きさに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、新入生の皆さんが持つ、新たな挑戦への意欲という「若さ」こそが、変化をしなやかに受け止め、自己を確立していくための武器になると私は考えています。

 変化の波に洗われながらも、多様な人々とのコミュニケーションを通じて、生涯の核となる「自分らしさ」を見出し、それを未来の社会のために発展させてくださることを期待しています。

入学式の様子

パーマリンク

 新年あけましておめでとうございます。
 1月11日に、天王寺キャンパスで「府立高校教職コンソーシアム」と本学との会合を行いました。加盟する42の高校から、校長先生、教頭先生など多数ご参加いただき、これまで多彩なプログラムを行ってきた連携交流事業の今後の展開をはじめ、高大接続改革に向けた高校と大学の協力の在り方について意見交換しました。また、本学が教育委員会や学校現場と連携し、高度な実践力を持つ教員の育成を目指して改革を進めていることについてもご賛同をいただき、さまざまなご意見やアドバイスをいただきました。今後に向けてしっかり活用していきたいと考えています。会議の後には、情報交換会もあって、有意義な夕刻のひと時でした。

参加者全員で記念撮影

パーマリンク

 本学の協定校で、研究交流や教職大学院の研修協力をしているドイツのライプツィヒ大学の呼びかけで、カザフスタンの首都アルマトイへ行ってきました。EUにおける学生の流動化促進をめざす「エラスムス計画」の交流拡大を目的とした、本学とライプツィヒ大学、アバイ記念カザフ国立教育大学との連携強化を調査するためです。
 カザフスタンは、中国に匹敵するほどの面積に約1500万人しか住んでいない国ですが、古くから東西交流の拠点となっていたことから、多人種、多文化国家の特徴を持っています。来年の協定締結をめざして準備を進めており、グローバル化に向き合おうとしている日本の教育にとっても意味のある協定になることを期待しています。

アバイ記念カザフ国立教育大学

パーマリンク

 9月28日、柏原キャンパスにおいて学位記授与式を行いました。学部卒業生、大学院修士課程修了生、学部を卒業する留学生の合計20名に、学位記をお渡ししました。

 私からは、第4次産業革命の時代と言われる人類史に残る大変革の時代に直面する社会の中で、これまでに培ったそれぞれの分野での技量を基盤として、困難な課題に柔軟に対応できる自己研鑽をこれからも続けてほしい、というメッセージを贈り、お祝いの言葉とさせていただきました。

パーマリンク

 9月10日(月)にザ・シンフォニーホールで、大阪府立支援学校の生徒たちを招待して「ハートフルコンサート」が開催されました。演奏は教養学科芸術専攻、教育協働学科芸術表現専攻の皆さんを中心として、全国の国立大学の音楽担当教員の皆さんにも加わっていただきました。
 支援学校の生徒たちに、本格的な生の音楽に触れる体験を通して感性を磨き、豊かな心を育んでほしいという本学の願いをザ・シンフォニーホールが受け止めてくださり、日本でも有数の音響設備を誇るホールを無料で提供いただいています。また大阪府教育委員会をはじめ、多くの学内外の皆さんが協力してくださっています。取り組みの意義については多くの支援学校の関係者から賛同をいただき、参加希望の学校の生徒数が収容定員の倍になる状態です。
 学生の皆さんは、毎年様々な趣向を考案してくださり、支援学校の生徒たちにとって記憶に残る一日になったのではないかと感じています。
 今後もこうした取り組みを通じて、使命感を持った教員の養成に努めると同時に、学校教育の充実に寄与していきたいと思います。

コンサートの様子

学生たちがダンスで会場を盛り上げる

パーマリンク

 中国の天津大学と、このたび大学間交流協定を締結しました。天津大学と本学は、これまで美術教育を中心とする分野で交流を重ねてきています。天津大学王学仲芸術研究所の徐小栄特任教授が来学され、協定書を取り交わしました。
 天津市は中国の首都北京の南東部に位置する大都市で、古い歴史のある都市のひとつです。協定の締結によって、書道および美術分野を手掛かりに、大学間交流が一層活発になっていくことを期待しています。

徐小栄特任教授(右)との記念写真

パーマリンク

2018年問題を考える

 6月27日、読売新聞社主催の「大学関西フォーラム懇話会」に参加してきました。日本の人口が急激な減少期に入り、大学進学者の数も際立って減少し始める2018年は、日本の教育のあり方に大きな変革を迫る年となることから、「2018年問題」と呼称されて、注目を浴びています。そうした環境の中で、受験生については論理に基づいて思考する能力が弱ってきていることを自覚し、対応を図ること、大学については明確な個性を主張できる大学にしていくための施策を実行することの重要性について指摘があり、今後の日本の姿を考える上でも大きな課題であることを改めて感じました。

パーマリンク

 これからの学校教育を支援するため、人材の育成をサポートし、新たな研究分野の構築をめざす「日本教育支援協働学会」が設立されました。6月2日、創立総会と創立大会シンポジウムが東京学芸大学で開催され、私も副会長の一人として参加してきました。
 本学は平成29年4月に行った学部の組織改革の中で、教養学科を教育協働学科に改組し、「チーム学校」の一員として学校教育を支援する人材の育成に取り組んでいます。新たな学科の入学生が初めて卒業する3年後には新しい修士課程の設置が必要だと考えていますので、今回結成した学会をそこに向かう核の一つとして位置付けることができたら有り難い、と考えています。今後、多くの学生、研究者の皆さんと議論できることを楽しみにしています。

パーマリンク

名誉教授の称号授与

 4月17日、定年退職される教授職の教員のうち4名の方に、名誉教授の称号を授与させていただきました。
 本学では名誉教授の称号授与資格について規程があり、基本として教授職に16年以上在職(相当換算期間を含む)した方が有資格者となります。従って、名誉教授になられた教員の皆さんは、長年にわたり本学の教育研究に貢献された先生です。大学としては、これまでのご苦労に感謝するとともに、大きな変革期を迎える国立大学法人としての将来に向けた取り組みにアドバイスをいただくことを期待しています。

名誉教授称号授与式集合写真

パーマリンク

入学者を迎えて

 学部・大学院合わせて1200人を超える学生を迎えて、今年も大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で4月5日、入学式を挙行しました。本学には附属学校園も11校ありますので、それらの生徒たちを加えると、全体としておよそ2500人の新入生を迎え入れていることになります。
 日本の教育は、いま大きな変革の時を迎えています。教育の根幹を定めている学校教育法の改正、学校現場の教育の方向を規定する学習指導要領の改訂、学校教員の在り方を位置づける教育公務員特例法の改正等が矢継ぎ早に行われ、教育全体の姿が大きく変わろうとしていることを印象づけています。
 こうした時期に多くの入学者を迎え入れ、教育の質の確保と高度化へ向けた取り組みを展開することに、大学として使命感を感じていますし、日本の未来を作り出していく人材を養成できることに大きな期待をも抱いています。
 大阪を中心とする広域的な関西エリアの社会に貢献できる人材の育成に、これまでにも増して、熱意を持って取り組んでいきます。

平成30年度入学式

パーマリンク
2 / 3123