作文コンクール“Leading to the Future”は、府立高校教職コンソーシアム加盟校の高校生を対象とし、『未来に向かって -教師・夢・希望-』をテーマに、出会った教師・恩師とのエピソード、先生になりたいと思ったきっかけ、夢への意気込みなど未来に向かう気持ちを作文として発表するものです。 加盟校の高校生300名が参加した「大阪教育大学キャンパスガイド(平成28年11月26日(土)開催)」において、作文コンクール表彰式を行い、参加した高校生の前で最優秀賞の作品を朗読し、教師への熱い思いを共有しました。
昨年度よりも270件多い、304件の応募がありました。厳正な審査の上、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、佳作7作品を選定し、平成28年11月26日(土)に表彰しました。
[左写真] 岡本幾子理事・副学長と受賞者の記念写真[右写真] 最優秀賞の藤原詩菜さん(桜塚高等学校)が作品を朗読
今までなら「祖父母のような立派な教師にはとても私には・・」と躊躇していたのが、相次いで亡くすという経験をきっかけに一歩前に踏み出せたのは、藤原さん自身が成長した証だと感じました。つらい体験をしている子どもたちの未来を信じて寄り添える教師になって下さい。
疑問や気づきがギッシリと詰まった80冊の「マルちゃんノート」は貴重な成長の記録ですね。これから子どもたちと向き合うときに迷ったらノートを読み返してください。きっとそこには解決のヒントがあると思います。日々の小さな積み重ねが成長につながることを忘れずに、笑顔の素敵な教師になって下さい。
小学校でいじめにあうのですが先生に励まされ跳ね返していく経験から、体育が苦手な生徒を指導する中学校の体育教師になることを決意します。これからの日々でも逆境が待っているかも知れませんが、その度に新たな視点や力を身につけていく逞しくて、優しいまなざしをもった教師になって下さい。
全体を通して「日々、前進」という姿勢が貫かれている作品からは、どのような状況からも誰からも吸収しようという好奇心旺盛な高校生の姿が浮かび上がってきました。自分の中に見つけた信念を軸に「教師にまっすぐ」進み、頼もしい教師になって下さい。