大阪教育大学、京都教育大学、奈良教育大学は、京阪奈三教育大学連携事業の中で「博士人材向け教員能力開発プログラム」を平成24年より実施してきました。この事業により開発され、京都大学、大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学と、さらには大阪府教育委員会と連携して実施している「高度理系教員養成プログラム(実施プログラム名)」は、これまでに、10名以上の高度な専門的知識を有する高校理科教員を広く教育現場に輩出してきています。これらの高度な専門知識を有する教員は、主としてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)等において課題研究の指導・評価に携わっていますが、この課題研究における指導・評価は、大阪府下16校ものSSHにおいてのみならず、スーパーグローバルハイスクール(SGH)、さらには新学習指導要領から導入される予定の「数理探究」でも、課題となるものです。また、課題研究における「研究」と大学における「研究」は、当然目的・観点は異なっているものですが、この橋渡しも含め、これらの課題は高度理系教員養成プログラム修了者に課せられた課題でもあると感じています。さらには現在、この研究の目的、観点の違いを乗り越えて、2010年度からの高大接続改革において「課題研究」の入試への活用の動きも出てきており、高度理系教員養成プログラム修了者の環境が大きく変化していると考えました。そこで、これらの課題を整理し、博士人材向け教員能力開発プログラムの意味を含め、高校現場での今後の課題研究・数理探究の発展のため、シンポジウムを開催するものです。課題研究の指導と評価に悩まれている現場の先生方や、高校での課題研究に関心のある大学教員など、多数の御来場をお待ちしております。(右の画像をクリックするとリーフレットのPDFが開きます(653KB))
≪当シンポジウムは,文部科学省国立大学改革強化推進補助金による京阪奈三教育大学連携事業の一環として実施するものです。≫
平成29[2017]年11月11日(土) 午後1時30分 ~ 午後5時35分(13:00- 受付)
大阪教育大学天王寺キャンパス西館ホール
大阪教育大学、京都教育大学、奈良教育大学
大阪府教育委員会、京都府教育委員会、奈良県教育委員会
無料
電子メールで「課題研究の指導と評価に関するシンポジウム参加希望」と表題に、氏名、ご所属を本文に書き、お申込みください。 お申込み用アドレス:hakasjnz@cc.osaka-kyoiku.ac.jp資料等の関係で当日の人数把握のため、出来るだけ事前申し込みをお願いいたします。
このシンポジウムに関するお問い合わせは,大阪教育大学教務課大学院係 電話:072-978-3297 までお願いいたします。