保健体育部門及びスポーツ科学部門の4人の教員(*)が,世界で活動・活躍してきた体験をもとに,「グローバルの視点からスポーツを考える」をテーマとしたパネルディスカッションを7月7日(水)に開催し,対面で約90名,オンラインで約50名の学生が参加しました。 この企画は,学生が各競技の専門家による体験談を学ぶことを通して,競技力向上のための実践力・指導力を理解することで,自らの世界での活躍を展望し,今後の学生生活に活かすことを目的としています。 開催に先立ち,栗林澄夫学長より挨拶があったのち,保健体育部門の貴志泉特任准教授の司会進行のもと,パネラーとして登壇する4人の教員が,自己紹介を兼ねて,世界で活動・活躍した体験談を話しました。 その後のパネルディスカッションでは,「武道の精神を海外にどう伝え,どう共有していくのか」「海外において様々な選択肢の可能性がある中,自身がどのように道を進んできたのか,挫折と立ち直りの方法」「海外と日本との育成法の違い,育成・強化が両立するシステムとは」「アスリートとしてのドーピング管理の方法や申告方法」などについて,交流を行いました。 最後の質疑応答では,参加者からの「日本人アスリートが参考とすべき海外アスリートの考え方はありますか」という質問に対して,パネラーから「海外選手・監督は人とのコミュニケーションがフランクであり,非常にポジティブな考え方を持っているので見習った方がよい」「日本人は指示されたことをただこなす傾向があり,海外選手は指導者から指示されたことを工夫して競技に活かしている傾向があるので,競技力向上のためには参考にするべきだ」というアドバイスが送られました。 参加した学生からは,「先生たちの体験談を聞き,世界への興味が湧くとともに,今後の学生生活で自分は何をすべきかを理解することができました。今後は,他の先生も含めて,海外経験豊富な先生方の授業を受講することが楽しみです」との感想が寄せられました。(*)パネラーとして登壇した教員 ・保健体育部門 太田順康教授(剣道) ・保健体育部門 石川美久准教授(柔道) ・スポーツ科学部門 松原英輝特任准教授(サッカー) ・スポーツ科学部門 橋本恒特任助教(野球/アスレティックトレーナー)
参加した学生の様子
挨拶を行う栗林学長
自らの経歴や海外での活動経験を紹介する教員(左上・太田教授/左下・橋本特任助教/右上・松原特任准教授/右下・石川准教授)
質疑した受講生にアドバイスをする様子
2021年7月13日掲載(保健体育部門・スポーツ科学部門)