全学FD事業(*)「デジタル教科書活用法研修会 -第1回:基本操作と講義での活用法-」を,6月15日(火)にZoomを使用して開催し,約100人が参加しました。 この取組は,デジタル教科書の特徴的な機能を紹介し,先行する活用事例を広く共有することで,ICTを活用した教科内容指導法に関する理解を深めてもらうことを目的に実施するもので,数学教育部門 上出 吉則特任教授のコーディネートのもと, 2022年1月まで計8回の開催を予定しています。 理数情報部門 谷 敬太教授による司会進行のもと,岡本 幾子理事・副学長及び上出特任教授からの挨拶のあと,学術情報課 井上 敏宏課長から,図書館におけるデジタル教科書活用事例の紹介があり,デジタル教科書の基本操作(IDパスワードの管理,ログイン等)について,実際にデモ画面を用いて解説しました。 次に,上出特任教授から,今回のFD事業の目的やデジタル教科書等のICT教材を活用する力を育成しなければならない背景の説明と,デジタル教科書を用いた授業実践事例の紹介がありました。さらに,上出特任教授の指導学生からもデジタル教科書の利活用方法について報告があり,デジタル教科書のメリットやデメリットについて感想を述べました。 終了後,参加者からのアンケートでは,「視覚的なイメージから理解を深めるという点は,私の担当科目である『国語』の場合でも,文法の仕組みや敬語の運用,方言と共通語の関係などについて,学習につなげられそうだと思いました」,「実際にデジタル教科書を扱っている院生の感想が聞けて,参考になりました」,「教員採用試験における面接指導や模擬授業指導をする際の参考になりました」などの感想が寄せられました。 *FD(ファカルティディベロップメント)は,大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組
Zoomで説明を行う様子(上出特任教授)
Zoomで説明を行う様子(井上学術情報課長)
2021年6月23日掲載(教務課)