家政教育コース2回生の学生20名が,6月9日(水),柏原つどいの広場「ほっとステーション(*)」で保育体験を行い,柏原市在住の親子16組が参加しました。本体験は,家政教育部門の小崎恭弘教授が担当する「保育学実習(家庭看護を含む。)」の授業の一環として実施したものです。当日,学生らは4組に分かれてそれぞれ10分程度で,子どもも一緒に参加して楽しめる出し物を行いました。 1組目は,「車」や「水道の蛇口」などのイラストカードや,紙で作った「車のハンドル」をそれぞれの親子に渡して,車の運転や手洗いのまねをする手遊びを行いました。2組目は,動物のイラストを見せ,学生自らも物まねをして様々な動物の紹介をしました。3組目は,絵本「さかながはねて」を歌い聴かせながら,紙人形劇を行いました。4組目は,色とりどりの画用紙に果物のイラストを描いたカードを使い,裏表を交互に見せることで,どんな果物が見えるかのクイズを出しました。 参加した保護者からは「保育士をめざす学生ではないのにしっかり考えてくださっていて,子どもも楽しそうでした」との感想が寄せられました。学生は,「子どもの関心をひくのが難しかった」「想像していたより,子どもを乗り気にさせられなかった」「音楽があると子どもが目を向けてくれると気づいた」などと,体験を振り返りました。 小崎教授は,本体験の目的や学生の今後について,「子どもの反応がイメージしていたものと違うことがよくあるので,計画を立てて人前で実践してみることや,イメージとのギャップを埋めていくことが重要です。この反復が,将来授業を作る力になります」と語りました。(*)「ほっとステーション」は, 0歳から3歳児の親子・家族が無料で遊べる広場や,有料の一時預かり,子育て相談などを行う,柏原市が運営する子育て支援施設
運転のまねをする学生(1組目)
紙人形劇を行う学生と興味津々の子ども(2組目)
子どもと一緒に象の物まねをする学生(3組目)
風船を模したイラストカードを使ってクイズを出す学生(4組目)
家政教育部門の小崎恭弘教授
2021年6月17日掲載(広報室)