大学教員を対象とした全学FD(*)事業「ICTを活用した授業実践に向けて」を4月6日(火)に開催しました。当日は,ウェブ会議システム「Zoomウェビナー」を使用し,非常勤講師を含めて約200人が参加しました。 情報基盤センターの尾崎拓郎准教授による司会進行のもと,冒頭に,2月8日に公表された「令和3年度授業実施方針」について,授業に関すること等を所管する教務課の事務職員から「必要な感染防止対策を講じた上で,対面授業により実施することを原則としながら,資料提示・小テスト・課題提出・ディスカッション等を可能とする学習管理システム『Moodle』をオンライン授業だけでなく,対面授業でも活用することで,教育の質を向上させながら,感染状況に応じて,迅速にオンライン授業に切り替えることを可能にしている」等の説明が行われました。続いて,尾崎准教授が学習管理システムやクラウドサービスなど,本学で利用できる「授業を支えるICTツール」の使い方や注意点などを紹介し,情報基盤センター副センター長の石橋正浩教授が,Moodleでの資料の提示やフィードバックの方法など基本的な使い方を解説しました。 また,昨年度導入したオンデマンド型映像配信システム「メディアサイト」とともに,4月に新規導入したターンイットイン社の剽窃チェックツール「フィードバックスタジオ」についても,教務課の事務職員から基本機能や使い方が紹介されました。「フィードバックスタジオ」は,Moodle上で連携して,学生が提出するレポート等の課題について,ネット上のデータベースとの類似性を自動的にチェックし,教員の作業負担を軽減するほか,レポートの正しい引用方法を指導し,不正行為の抑止力となることが期待されています。 参加者からは「本日の内容からは,即実践可能な内容を学ぶことができました。来週から実践してまいりたいと思います」「忘れていた部分も多く,また変更点を効率よくお教え頂けたので,このような機会を設けて頂き,本当にありがとうございました」などの感想が寄せられました。* FD(ファカルティディベロップメント)は,大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組。
Moodleの操作方法を解説する石橋正浩教授
2021年5月13日掲載(教務課)