高校生を対象にした教員養成に関する講座「教育プログラム」の第6回講座(最終回)を,8月29日(日)にオンラインWeb会議システムZoomで実施しました。 初めに,受講生交流として,受講生は3つのブレイクアウトルームに分かれ,各ルームにおいて本学の学生スタッフの司会のもと,自己紹介に続き本プログラムの感想や教員に興味をもったきっかけなどを話し合いました。 次に,学校教育部門の池嶋伸晃教授が「教育プログラムを振り返って」の講義を行いました。池嶋教授は,冒頭に「教育プログラム修了にあたって皆さんの夢は大きく膨らみ,志はより確かなものになりましたか?」と問いかけ,第1回講座から第5回講座の課題として受講生が書いた小論文や感想等を披露しました。
続いて,学びを更に深めるために,受講生が課題研究として興味・関心のあるテーマで作成した小論文について,和田良彦副学長が講評及び表彰を行いました。和田副学長は,受講生が作成した小論文を総括して講評を行い,小論文で重要な3点「文の構成(はじめ・なか・おわり)」「主張・論点の明確化」「引用」についてそれぞれ説明しました。この3点を押さえた5人の小論文を優秀賞として表彰し,受賞者を代表して大阪府立高槻北高等学校の濱田さんは「目標が成長に与える影響と夢をもつことができる環境の考察」と題した小論文を口頭で発表しました。 最後に,和田副学長は修了の挨拶として,「ブレイクアウトルームでの皆さんの意見から,ほとんどの人が担任の先生やいろんな先生の影響を受けて教師にあこがれを抱き,この教育プログラムに参加する前から『教師になる』と決めていたことを再確認できました。恩師から皆さんが学び,伝えられたことは,皆さんが教師になれば,また子どもにそれが伝わっていきます。教育に関わる仕事は,子孫を残すようにずっと受け継がれるものだと捉えていただくことで,さらに教師の魅力を理解してもらえると思います。しんどいこともありますが一方でやりがいがあるということを理解していただけたらありがたいです。全6回の講座に参加していただきお疲れさまでした」と述べ,その後修了証書を読み上げました。
受講生が書いたレポートや感想を紹介しながら,講座を振り返る講義(池嶋教授)
小論文の講評(和田副学長)
2021年9月16日掲載 (入試課)