連合教職大学院教育実践力コースの授業「カリキュラムデザイン演習」で、外部講師として一般社団法人インバウンド・ダイバーシティ協会の今田大介代表理事を12月6日(月)に招いて、一般社団法人イマココラボ作成のカードゲーム「SDGs2030」の体験会を行いました。この授業は、鈴木真由子教授を代表として、峯明秀教授、糸井川孝之教授、松永尚子教授の4名の高度教職開発部門の教授らでグループ指導を行うものです。 当日は、受講生や有志の院生・学生、指導する教員も含めた3名1組で、7チームに分かれてゲームを行いました。受講生らはその体験を通して、目先の損得勘定だけでなく、自分と社会との関わりや、人々をどう巻き込んでいくのか、よりよい世界とはどのようなものか、など問題意識を共有しました。 体験後に受講生からは、「SDGsカードゲームを体験して、それぞれ異なるゴールの条件であっても、経済・環境・社会を軸に同じ世界で進められていくことが分かった。プロジェクトを行う上で1つの班では動けないこともあるということや、バランスを保つ難しさ、時間が経つにつれて状況が変化する世界を分かりやすく実感することができた」「ゲーム教材の作成にあたっては、ゲームが楽しいだけではなく、生徒の学習につながるものにする必要があると感じた」「SDGsについて、生徒が主体的に学んでいけるような教材を構想したい」などの声が聞かれました。 また、本授業では、株式会社学研教育みらいの麻生征宏客員准教授と連合教職大学院の産学連携のティームティーチング授業として、SDGs教材アプリ開発プロジェクトを進めています。今後、受講生は教材のアイデアを考え、提案していく計画です。
インバウンド・ダイバーシティ協会の今田大介氏(左)、鈴木真由子教授(右)
SDGsカードゲームを体験する受講生
2022年1月21日掲載 (高度教職開発部門)