本学教員研修留学生(*)のCHAKACHADZA ETHEL(チャカカドザ エセル)さんが、3月16日(水)に附属高等学校天王寺校舎で、高校2年生を対象に英語で母国の紹介をする特別授業を行いました。 エセルさんは、アフリカ大陸南東部に位置するマラウイ共和国の出身で、マラウイ共和国は1964年の独立以来戦争や紛争を経験のない「アフリカの温かい心(The Warm Heart of Africa)」という別称を持っています。 特別授業はすべて英語で行われ、マラウイ共和国の位置、自然、食文化、式典時の正装、祭りの様子、マラウイ共和国に在る中央アフリカ最高峰のムランジェ山を「ムランジェ山はマラウイの富士山」と紹介した後、質疑応答を行いました。 授業を終えたエセルさんは「久しぶりに生徒の前に立ったので緊張しましたが、生徒たちが授業を真剣に受けてくれ、マラウイに興味を持ってくれた様子に自然と熱が入りました」と感想を述べた後、「マラウイは豊かな国とは言えず、ご飯を食べることができない子どもたちも多い。日本の学校給食の制度を取り入れ、マラウイの子ども達の食糧事情の改善を図りたい」と抱負を述べました。 今回の特別授業に立ち会った箱崎雄子グローバルセンター長は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により国際交流の機会が制限されていく中、この特別授業は教室と外の世界をつなぐ役割を果たしています。昨年度に引き続き、教員研修留学生による特別授業を実施することができて嬉しく思います。高校生と教員研究留学生の交流を、今後も継続していきたい」と述べました。 * 教員研修留学生は、諸外国の教員であり、所定の日本の大学において学校教育に関する研究を行う外国人留学生。 マラウイ共和国の自然や生息する動物を紹介するCHAKACHADZA ETHEL(チャカカドザ エセル)さん 特別授業の様子 興味津々にマラウイ共和国の紹介を聴く高校生 質問する高校生 生徒の質問に応えるCHAKACHADZA ETHEL(チャカカドザ エセル)さん
(グローバルセンター)