「教師の学び舎(第13クール)」第1回講座を6月11日(土)、オンラインで開講し、府内の高校教員約30名が受講しました。 「教師の学び舎」は、「府立高校教職コンソーシアム」(*)の加盟校及び大阪府内の公立高校の教員を対象に、教職大学院レベルの講座を受講し、次代の大阪の教育を牽引するリーダーの育成支援を目的に実施するもので、今年度は「新学習指導要領の着実な実施のために~Society5.0 時代の教育を見据えて~」をテーマに、計4回の講座を開講する予定です。 開講式では、学校教育部門の池嶋伸晃教授が「教師の学び舎」の趣旨と、本テーマを設定した背景について説明しました。 その後、学校教育部門の八田幸恵准教授が「指導と評価の一体化、観点別評価」と題し、講義を行いました。八田准教授は、評価の目的や必要性、これまでの歴史、そして今年度から高等学校において導入されている「観点別評価」とは何かという、教育現場で現在実施されている評価の基礎となる部分について網羅的な解説を行いました。 受講生からは「評価が何のためにあるか再確認することができる学びの多い講義となりました」「成績をつけることだけを目的とした評価ではなく、生徒のつまずきを発見し、指導に生かすための評価をしていきたいと思います」といった感想が寄せられました。
*すぐれた資質を備えた次代を担う魅力ある「教員」を育てるために、大阪府立高等学校が2014年末に結成。2022年6月現在、42校が加盟している。
自己紹介する八田准教授
講義の様子
(広報室)