附属池田中学校の3年生が、社会の課題を発見・調査し、その課題を解決するために行動する取組「コミュニティプロジェクト(CP)」を行い、その成果を発表するためのプレゼンテーションを、11月5日(土)に同校で開催した文化祭(午後の部)で実施しました。
これは、総合的な学習の時間の一環として、貧困やジェンダー、食糧問題などの社会の課題解決を活動テーマに掲げ、生徒自身が企業や専門家などに直接連絡を取り、取り組むものです。当日は、在校生と3年生保護者を対象に、18教室に分かれてすべての3年生がグループごとにプレゼンテーションを行った後、1、2年生との質疑応答がありました。 また、今年度のボランティア・スピリッツ・ アワード (*) に応募した41グループで、そのうち28グループがコミュニティー賞を受賞しました。
活動テーマ「子ども食堂への支援〜子どもの笑顔を増やすために〜」の発表で、3年生が「ボランティア活動はいつでも始められる。自分の好きなことや得意なことを生かしながら初めの1歩を踏み出してみることが大切だ。これからもボランティア活動を続けようと思う」とまとめた後、1、2年生が「コロナ禍では子ども食堂での活動内容に制限があったのか。イベント内容に変更があったか」と質問するなど、各教室でそれぞれの学びを共有しあいました。
同校の辻本堅二副校長は、「ボランティア・スピリッツ・ アワードに41グループが応募し、28グループが受賞したことで、本校のCPの取組が一定の評価を得ることができました。本日のプレゼンテーションでは、取り組み内容、スライド、発表の様子など、どれをとってもさすが3年生という出来でした。1、2年生のいい見本となったと感じています」と述べました。
【活動テーマ名(一部抜粋)】
* ボランティア・スピリット・アワードは、米国プルデンシャル・ファイナンシャルが 1995 年に開始した国際的な青少年のボランティア支援プログラムで、日本では 1997 年にスタート。過 去25年間で、約48,000 通 、総勢約 416,000人もの中学生・高校生の応募があり、「未来を描くチカラ」をキャッチフレーズとして、“誰かのために何かを変える“ことをめざし、自ら行動を起こしている中学生 ・高校生を応援するもの。
プレゼンテーションの様子
(附属池田中学校)