学生の活動を支援する「学生プロデュース」の報告会を開催

2024.03.07

学生の活動を支援する「学生プロデュース」の報告会を開催

 令和5年度「学生プロデュース」の報告会を、2月20日(火)に開催しました。学生プロデュースは、教員養成大学の学生としてふさわしい独創的な企画を募集し、審査の上、大学が経費支援をすることで、学生の自主的活動を支持する取り組みです。今年度は4つの企画を採択し、6月から12月までを活動期間として実施しました。

 冒頭に、学生担当の片桐昌直理事・副学長より「この学生プロデュース企画というものは、皆さんの経験として非常に貴重なものであると思っています。外部の方々や先生方との交渉で色々と苦労されたと思いますが、皆さんが社会に出たときに、今回の経験や横の繋がりを大切にしていただければと思います」と挨拶があり、各企画の報告に入りました。

各企画の報告内容

席ゆずりますマーク拡散プロジェクト

 「席ゆずりますマーク」を付けることで、席を必要としている人から声を掛けられる仕組みをつくり、公共交通機関において、座席を必要としている人・声をかけて席を譲るという行動をためらう人の双方にとって快適な車内が実現することをめざしたプロジェクト。昨年度の活動で製作したマークを実際に付けて効果測定を行い、アンケート調査や学内外へ宣伝ポスターの掲示をしました。 

 

大教あるあるグッズ開発部~大教をPRしよう!~

 『大阪教育大学あるある』を学生から募り、集まった意見をもとに、大阪教育大学全般や各専攻・コースのあるあるを図案化。それらのデザインを用いたステッカー・缶バッジなどのグッズを製作し、神霜祭で来場者に配布しました。
 企画代表者の花田さんは「来場者だけでなくグッズをデザインした私たちも大教大の魅力を再発見できた企画となりました」と振り返りました。

模擬授業-1グランプリ

 教員養成大学ならではのイベントを開催し、大学を盛り上げることと学生の授業指導力向上の機会をつくることを目的とし、模擬授業の大会を開催。出場者の学生と審査員を務める教員を募集し、当日はペアで模擬授業を行った後、審査員からフィードバックを得られる内容としました。優勝者からは「春から教員として勤務する学校で自慢します!」という声があり、学生が自分の指導力に自信をつけるきっかけとなりました。

 

意見交換会

 あらかじめ決めたテーマに沿って学生・教員・職員の三者で対話する場を設けることで、より良い大学をつくるための意見交換を行う機会をもつことを目的とした企画。学生からパネリスト及びテーマを募集し、そのテーマの専門である職員・教員が参加し意見交換会を開催しました。
 企画代表者の津田さんは「普段この三者で話し合う機会がないので、今回の企画を通してお互いの置かれている状況や価値観を知ることができました。今後、このような学生・教員・職員が話し合う機会が増えればいいなと思います」と感想を述べました。

 最後に、学生支援担当の小川剛司学長補佐が「今年度の企画に共通しているのは、自分たちでつくり上げるということ以上に、人を巻き込んで行うことに苦労し、難しさを感じたということです。時間がかかると思いますが、是非今後も取り組みを続けてほしいと思います」と講評しました。

 

報告会の様子
報告会の様子

学生による報告
学生による報告

(学生支援課)