「データサイエンスが教育を変える」をテーマに教育と生成AIに関する全学FD事業を実施

2024.06.17

「データサイエンスが教育を変える」をテーマに教育と生成AIに関する全学FD事業を実施

 FD(ファカルティディベロップメント)(*)事業「データサイエンスが教育を変える—教育と生成AI(第2回)—」を3月26日(火)にオンラインで開催しました。このイベントは令和元年度にスタートしたデータを活用した教育の質改善プロジェクトの一環として、学内外から82名が参加しました。

 開会の挨拶は、教育イノベーションデザインセンター長の鈴木剛教授が行い、続いて片桐昌直理事・副学長がプロジェクトの重要性と教員養成におけるその役割について説明しました。
 その後、株式会社日経BPの中野淳氏と日本マイクロソフト株式会社の中田寿穂氏が「教育現場での生成AIの活用状況」及び「生成AIが教育現場に必要な理由」について講演しました。また、神戸大学附属中等教育学校の林兵馬教諭と安松健特任准教授が中高大生の生成AIの利用方法と、教育現場での対話型AIの重要性について事例を交えて紹介しました。
 講演後、産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアムの豊田俊文氏をコメンテーターに迎え、参加者と「生成AIが教育に及ぼす影響」について意見交換を行い、仲矢史雄教授が主担当として安松特任准教授と実施した共同研究事例など不登校児支援の適用事例も紹介されました。
 閉会挨拶では、廣木義久理事・副学長が「生成AIの進化の速さに驚いており、学生に最新情報を提供し、教員が生成AIを活用した授業の在り方を考えることの重要性」を強調しました。

 参加者からは「最新の生成AIに関する情報を得られました」「授業での生成AIの使用例が参考になりました」といった感想が寄せられました。

(本文中の組織名・役職等は、2024年3月26日(火)時点のもの)

* FD(ファカルティディベロップメント)…大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組のこと

 


講演者同士のディスカッションの様子(上段から林教諭・豊田氏・中野氏・中田氏・安松特任准教授)

 

(学術連携課)