「美しい海を未来へ残そう!~PIG EGGプロジェクト in バリ島~」が、10月27日(日)~11月3日(日)の期間に、バリ島(インドネシア)で実施され、学校教育教員養成課程 小学校教育(夜間)5年専攻 1回生の古田偉楓さんが参加しました。
本プロジェクトは、日本財団ボランティアセンターとNPO法人海さくらが主催するもので、プログラムを経るごとに卵の殻をやぶり、将来的には、人にも環境にも優しく、周囲に対して影響を与える「未来の熱源」になることをめざすものです。
古田さんは、自身の意気込みを語る30秒の動画審査、オンライン面接を通過し、本プロジェクトに参加することが決まりました。その後、国内での事前課題として、さすてな京都(京都市南部クリーンセンター)と渚水みらいセンター(下水処理場)の施設見学、甲子園浜でのビーチクリーン活動を行いました。
次に、10月5日(土)、6日(日)に神奈川県藤沢市で、同財団と同法人により実施されたボランティア活動に参加し、多くの参加者と協力しながらゴミ拾いを行いました。
10月27日(日)からはバリ島に行き、1週間にわたって環境保護活動に取り組み、現地の環境問題に直接触れました。レンボンガン島のマングローブ林やゴミ処理場の見学、ゴミと食料品を交換する新しい取り組みを実践しているリサイクルセンターの訪問、ゴミ山を訪れ、「スカベンジャー」と呼ばれるゴミの収集・分別の仕事をしている人々の存在を知るなど、バリ島がかかえるゴミ問題について学びました。
古田さんは、本プロジェクトを振り返り「活動を通して、現地の方々との交流から学んだことや気づきが数多くあり、これらをどのように教育分野へ生かすかを考える貴重な機会となりました。バリ島には処理しきれないゴミが放置されおり、その結果、ゴミの発酵によって自然発火が起こり、火災につながることもあると知り、驚きました。また、現地の多くの人々がゴミを捨てることに罪悪感を感じていないことも大きな問題です。PIG EGGプログラムの活動全体を振り返り、リサイクルやゴミの分別は、未来を守る取り組みであり、環境保護活動は社会全体で取り組むべきであると痛感しました。 この経験を生かし、次世代の子どもたちへ環境保護の大切さを伝えていくことを、今後の目標としたいと思います」と決意を述べました。
ミーティングの様子
藤沢市での活動の様子
藤沢市での記念撮影
プラスチックゴミの分別表
現地の団体とプラスチックの分別に取り組む様子
バリ島での記念撮影
(広報室)