飯島敏文教授(多文化教育系)が担当する授業「中等社会科(公民)教育法IV」で、八尾税務署副署長の金子基史氏をゲストティーチャーとして招き、租税教育への取組に関する講義を11月14日(木)に行い、社会科の教員をめざす学生約50人が受講しました。
はじめに、税を扱う国税庁の任務と使命についての説明がありました。続いて、新学習指導要領で、小学校3年生の「社会」の中に「租税の役割に触れること」が追加されたこと、高校の公民科に「公共」が新設されたことによって、学校教育において租税教育の重要性が高まっていることが述べられました。また、実際に大阪で発生した脱税事件等の例を用いて、税務署のさまざまな業務の説明がありました。最後に、消費税の不正還付の取り締まりの映像を見て、講義を終了しました。
受講した学生からは、「自分が納めている税金が、社会の中でどのように使われているのかを知ることができました。また、税務署の仕事は私たちが公平に安心して暮らすために重要だと感じました」「税金についての話を聞けて、とても有意義でした。大学生になりアルバイトを始めたので、扶養控除などについても知りたいと思いました」などの感想が寄せられました。
授業の導入を行う飯島教授
講義を行う金子副署長
(広報室)