附属池田中学校の生徒が令和6年度中学生「税についての作文」で入賞

2025.01.09New

附属池田中学校の生徒が令和6年度中学生「税についての作文」で入賞

 全国納税貯蓄組合連合会及び国税庁が主催する「令和6年度中学生税についての作文」で、附属池田中学校3年生の越智晴己さん、石橋里緒さんの作品が入選しました。越智さんは文部科学大臣賞、石橋さんは全国納税貯蓄連合会優秀賞を受賞しました。

 この事業は、将来を担う中学生が税をテーマに作文を書くことで、税に対する関心を高め、正しい理解を深めることを目的として開催されたもので、今回、越智さんは「ODA(*)政府開発援助とは」というタイトルで、日本のODAがフィリピンにどのように役立てられているかを、自ら現地を訪問して調査し、日本の税金の意義について主張しました。受賞を受け、越智さんは、「今年の夏休みに、JICAの海外研修プログラムの一環でフィリピンを訪れました。その際、ODAの現場を見学する機会に恵まれ、パッシグ・マリキナ川河川改修事業やストリートチルドレンを保護する施設を訪れました。フィリピンの住民のために一生懸命に働いている技術者の方々や、将来は国のためになりたいと語る子どもたちと出会い、僕はさまざまな事を学びました。ODAの活動は単なる困っている人たちを助けるだけではなく、将来の日本とフィリピンとの明るい未来のためだと強く思いました。このような活動に税金が使われている事をみんなに知ってもらいたくて、僕はこの作文を書きました」と語りました。

 石橋さんは「地震大国で被害が少ない理由」というタイトルで、能登半島地震の被災地支援における特別交付税の活用について、多くの人々が税金制度を通じてどのように互いに助け合っているかをまとめました。受賞を受け、石橋さんは「このたび、税に関する作文で賞をいただくことができ、大変光栄に思います。この作文を書くことで、税が私たちの日常生活や社会にとってどれほど重要な役割を果たしているかを改めて実感しました。今後も社会について考え、学びを深めていきたいと思います」と語りました。

 担当の田中誠也教諭は、「2人とも税の使い方に注目して、自分自身と税との関わりを考えることができていました。税を通じて社会の仕組みを知るきっかけになったと思います。これから納税者となるであろう生徒たちにとって、税について考える素晴らしい機会となりました」と語りました。

 越智さんの作品は、国税庁のホームページで閲覧することができます。ぜひご覧ください。

国税庁のホームページ

*ODA…政府が開発途上国に行う資金や技術の協力を政府開発援助(Official Development Assistance:ODA)のこと


表彰状とともに記念撮影(左から串田一雅校長、越智さん、石橋さん)

(附属池田中学校)