大阪府藤井寺保健所と協働で、表現活動教育系の江藤亮准教授と教育協働学科芸術表現専攻美術表現コース3回生の3人が、シンボルマーク等を制作しました。
このシンボルマークは、災害等による停電時において電源が必要な人工呼吸器などの医療的ケアを要する難病児者及びその家族等が安心して自宅または避難先で過ごせる体制を確保するために、電源を供給する事業所と電源を必要とする患者・家族である目印として制作しました。
シンボルマークは各学生が提案した3つのデザインのうち、非常時において命を守る電源を供給するというテーマをシンプルなピクトグラムとして表現することで、誘目性、識別性に長けた横長咲津紀さんの作品が選ばれました。
デザインが採用された横長さんは「今回はこれまで取り組んできた課題とは違い、直接実社会に貢献できるデザイン活動で緊張感があり、とても良い経験となりました」と感想を述べました。
江藤准教授は「デザイン制作の初期段階から藤井寺保健所の担当者の方々だけでなく、協力事業所の方や、電源を必要とされる難病児者のご家族の方へ取材を行うことによって、参加学生のデザイン制作に対するモチベーションが高まり、とても良い提案ができたと思います」と話しました。
最終プレゼンの様子
採用されたデザイン案
(学術連携課)