農業探究プログラム「探Qみらいファーム」にて本学講師が講演

2025.04.21New

農業探究プログラム「探Qみらいファーム」にて本学講師が講演

 大阪公立大学と読売新聞大阪本社の共創事業である「探Qみらいファーム」の第1回のプログラムであるガイダンスが4月19日(土)に同大学中百舌鳥キャンパスで開催され、本学の鈴木剛理事・副学長と岡部舞特任講師が参加しました。

 本事業は、小学生が都市型農業での作物栽培や収穫など、計10回の体験プログラムを通じて、最新のテクノロジーや農業の課題と可能性について総合的に学びながら探究心を育てることを目的としたもので、今回で2期目の開催となります。

 当日は、同大学の横井修司教授と坂田賢教授が農業の楽しさやお米作りの面白さについて講義し、続いて岡部特任講師が今後の探究学習の進め方や新聞作成のネタ集めの方法についてレクチャーをし、読売新聞社の記者が新聞記事を書く際のコツや構成の工夫についてのアドバイスをしました。説明の後、大阪公立大学農学部の学生とともに実際に塩水による種もみの選別を体験し、なぜ選別が必要なのか、真水ではなく塩水を使う理由や真水と塩水の比重の差について学び、その後、農薬を用いずに水稲の病害を予防する「温湯消毒」について学びました。

 最後の振り返りで、参加した小学生からは「天気が良くて暑かったけど、お米のことをよく知れて良かったです」「温湯消毒など、農家さんが農薬の使用を極力減らす努力をしていることを初めて知った。お米作りがこんなに大変だとは思わなかったです」などの感想が寄せられました。


農業の楽しさについて講義する横井教授


探究学習についてレクチャーする岡部特任講師(写真右)


種もみを選別している様子


温湯消毒について学んでいる様子

(広報室)