府立高校教員を対象に第2回「教師の学び舎」を開講

2021.07.21

府立高校教員を対象に第2回「教師の学び舎」を開講

 「教師の学び舎(第12クール)」の第2回講座を7月17日(土),大学院連合教職実践研究科の寺嶋浩介准教授(高度教職開発系)が講師となりZoomで開講し,府立学校教員約50名が受講しました。
 「教師の学び舎」は,「府立高校教職コンソーシアム」(*)の加盟校及び大阪府内の公立高校の教員を対象に実施するもので,今年度は「新学習指導要領の着実な実施のために~Society5.0 時代の教育を見据えて~」をテーマに計3回の予定で開講しています。
 寺嶋准教授は,教育工学アプローチによる教師教育,メディア教育を専門としており,その立場から,「1人1台端末の活用による学習者中心の教育~GIGAスクール構想を踏まえて~」と題し,学習者中心の教育の実現のために教師に求められる役割,1人1台端末の活用が推進される背景,そして,1人1台端末を活用した授業のイメージについて説明しました。
 講義は2回のブレイクアウトルームセッションを行い,受講生同士の積極的な交流を促しつつ,自らの事例と照らし合わせながら振り返ることで1人1台端末の今後の活用等について議論がなされました。また,講義の後半はICT活用校の先行事例を紹介し,GIGAスクール構想の実現によりICT活用場面の基本はあまり変わらないが,内容を深化させることが可能になるため,例えば,授業方法もより探究的にすることができると説明しました。
 受講生からは「他校種の先生らと意見交流ができ,1人1台端末活用計画についてアイデアを共有できた」「学習者中心の学習へのシフト,そしてそのためにICT機器の活用を進めていくことを改めて認識することができました」「過去と現在,未来においてどのように変化してきたのか,これからどのように変化していくのかなどを興味深く聞かせて頂きました」などの感想が寄せられました。

*すぐれた資質を備えた次代を担う魅力ある「教員」を育てるために,大阪府立高等学校が2014年末に結成。2021年7月現在,42校が加盟している。

*
*

2021年7月21日掲載
(広報室)