府内高校教員を対象に「教師の学び舎」第1回講座をオンライン実施

2021.06.18

府内高校教員を対象に「教師の学び舎」第1回講座をオンライン実施

 「教師の学び舎(第12クール)」第1回講座を6月12日(土),愛知教育大学理事・副学長・事務局長である新津勝二氏が講師となりZoomで開講し,府内の高校教員約40名が受講しました。
 「教師の学び舎」は,「府立高校教職コンソーシアム」(*)の加盟校及び大阪府内の公立高校の教員を対象に,実施するもので,今年度は「新学習指導要領の着実な実施のために~Society5.0 時代の教育を見据えて~」をテーマに,計3回の講座を開講する予定です。
 講座の開講式では,和田良彦副学長が「教師の学び舎」の趣旨と,学校現場において1人1台端末が整備されたことを背景に,今後は授業における情報端末の活用法が課題となることを見据え,本テーマを設定したことを説明しました。
 その後,新津氏は「教育改革と教育情報化の重要性~Soceity5.0 時代の新たな学びの実現に向けて~」と題し,学習指導要領改訂の変遷やその背景,並びに情報端末を活用した授業実践事例,プログラミング的思考,教員の働き方改革などについて紹介し,講座を通して「『新たな学び』を実現するための方策」の提言を行いました。
 最後に,Zoomのチャット機能を活用し,参加者から寄せられた,勤務校の情報端末の整備状況等や課題,それらに関する質問に新津氏が答えることで,活発な情報交換が行われました。
 参加者からは「来年度からの情報Ⅰの授業の扱いや,1人1台端末の現状などの知りたいと思っていた情報が体系的に示されていたので,大変参考になった」「教育の情報化やGIGAスクール構想の前倒し実施が求められている背景を知ることができた。また,紹介のあったICT活用の実践例は,勤務校の研修においても活用したい」との感想が寄せられました。

*すぐれた資質を備えた次代を担う魅力ある「教員」を育てるために,大阪府立高等学校が2014年末に結成。2021年6月現在,42校が加盟している。

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2021年6月18日掲載
(広報室)