附属池田中の教員が「上廣倫理道徳教育賞」をダブル受賞

2021.03.17

附属池田中の教員が「上廣倫理道徳教育賞」をダブル受賞

 道徳教育の振興のために意欲的な道徳教育の研究実践を行う小・中学校教員を顕彰する「第29回上廣道徳教育賞」(主催:公益財団法人 上廣倫理財団)において,附属池田中学校の小林信之教諭,三好達也教諭がそれぞれ優秀賞を受賞しました。
 上廣倫理財団は,次代を担う子どもたちの健やかな成長を応援するために,教育の現場で意欲的に道徳教育研究,実践に取り組む学校や教師の方々を顕彰するとともに,その成果を多くの学校に紹介する目的で同賞を設立し,今回,29回を数えます。中学校の部では最優秀賞1編,優秀賞6編が選ばれ,13日にオンライン上で表彰式が行われました。
 小林教諭は,『「特別の教科 道徳」の国際バカロレア(IB)教育環境下における位置づけと、総合的な学習の振り返りとしての授業実践』と題し,同校が昨年認定を受けたIB教育において,教科化された「特別の教科 道徳」の位置づけとその授業実践を綴りました。
 三好教諭は,『自己対話時間を10分確保することで変わる道徳の授業~構造的板書と道徳通信を活用した道徳授業の実践~』と題し,週末の振り返りの時間(自己対話時間)を中心とした道徳授業の実践をまとめました。
 小林教諭は「附属池田中学校の特色であるIB教育を国公立の一条校(*)として実施している例はまだ少なく,新たに教科化された『特別の教科 道徳』のIB教育の中での解釈と実践は提案性・公益性のあるトピックだと考えました。実践報告が評価されたことを非常にうれしく思います」と受賞の喜びを語り,三好教諭は「関心が高い特別の教科道徳の授業実践を,今後も研究校として発信していきたいです」と決意を新たにしました。
 来年度には,同論文を掲載した受賞論文集が上廣倫理財団より発行される予定です。

*一条校,学校教育法で第一条に規定されている「幼稚園,小学校,中学校,義務教育学校,高等学校,中等教育学校,特別支援学校,大学(短期大学および大学院を含む)および高等専門学校」を指す。

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2021年3月17日掲載
(附属池田中学校)