附属高等学校平野校舎の授業で遺伝子実験

2021.12.24

附属高等学校平野校舎の授業で遺伝子実験

 理数情報部門の中西亜実非常勤教員の指導のもと、附属高等学校平野校舎3年生の理系生物選択の生徒15名が、12月13日(月)に同校舎において遺伝子実験を行いました。実験は、片桐昌直理事・副学長と理数情報部門の鈴木剛教授が提供した実験器具と試薬類を用いて行われました。
 実験は、生徒自ら手を動かして遺伝子実験を実体験することで、より理解を深めることを目的に実施されたもの。この背景には、近年、大学受験においてバイオテクノロジーに関する出題が増加傾向にある一方で、DNAや酵素など遺伝子関連分野は、教科書や動画だけではイメージしにくく理解できない生徒が多いという点が挙げられます。
 実験を終えた生徒からは、「紫外線をあててDNAが見られたことに驚いた」「教科書にあるような綺麗なデータが得られるわけではないことがわかった」「こんなに時間のかかる実験ということは、やってみないと分からなかった」「1μL(マイクロリットル)ってすごい世界」など、実際に自分で実験したからこその感想が多くありました。
 また、この経験を経て「研究者になった気分になれました!」「本当に研究室にいるみたいで大学受験勉強のモチベーションアップになりました」「理科教員志望で教育学部に行くと決めたけど理学や農学の研究も面白そう」など、将来の進路にも関係する前向きな声が寄せられました。

 

真剣な眼差しで実験に取り組む生徒


実験結果

2021年12月24日掲載
(理数情報部門)