附属池田中学校の教員が教育実践研究論文で受賞

2023.01.20

附属池田中学校の教員が教育実践研究論文で受賞

 附属池田中学校の教員が、公益財団法人日本教育公務員弘済会大阪支部が主催する「2022年度 教育実践研究論文」において、優秀賞・入選を受賞しました。受賞したのは、優秀賞に大野真貴教諭、井場恒介教諭、入選に中田未来教諭の3名です。

 今回の募集テーマは「学校現場の実態を踏まえ、明日の教育を考える」で、具体的に研究主題を設定し、実践の様子、子どもの変容などがよくわかる内容で論文にまとめるというものです。

 受賞を受け、大野教諭は「今後も生徒がよりよく生きていくための力を身につける授業を研究していきたいです」と、井場教諭は「前向きかつ意欲的に授業を受けてくれている生徒に感謝です。研究をしていくとはどういうことかを論文作成や実践論文を読む中で学びました。今後もワクワクする授業を探すために自分の価値観や見方を広げていきたいです」と、中田教諭は「本校では、日常的に教科を超えた教員間で授業作りについて話ができる環境があり、そのことが今回の実践のアイデアや原動力になりました。学ぶ意欲の高い生徒たちや先生方に囲まれて働けていることに大変感謝しています」とそれぞれ感謝の言葉や今後の抱負を述べました。

 3名の受賞を受け、同校の辻本堅二副校長は「附属学校は研究校であり、教育実践者である教員と研究協力者である生徒たちが、日々学びを創りあげています。目の前にいる子どもたちの実態を捉え、問題意識を掘り起こし、明日を見通し、未来に向かってチャレンジする力を伸ばす研究・実践に取り組んでいます。応募論文は、単なる『実践』だけではなく、そこに、『研究』の要素を加えなくてはなりません。今回の応募論文は、科学的な視点で検証したことが、汎用性のある教育実践になると評価されたと考えています」と語りました。

 

今回受賞した論文のタイトル

  • 大野真貴教諭
    「総合的な学習の時間×家庭科 災害について考える ~探究的な学習を通して災害時を想定した、中学生にできる行動を考える~」
  • 井場恒介教諭
    「実生活に結び付く数学の力を育む数学授業の開発 ~身の周りの事象に結び付いた数学の授業を通して」
  • 中田未来教諭
    「中学生のスピーキング(やり取り)能力や、思考スキル・コミュニケーションスキルを高めるためのパフォーマンス課題の開発 ~国際バカロレアによる英語教育の実践を通して~」

 

 


表彰状を手にする受賞者(左から中田教諭、大野教諭、井場教諭)

(附属池田中学校)