教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コース学生らによる第66回定期演奏会を、11月17日(木)にザ・シンフォニーホールで開催しました。今回は、指揮者として若手時代から多数の賞を受賞し、世界でも高い評価を得ている松尾葉子氏を客演指揮に迎えました。
開演に先立ち、「プレコンサート」として少人数のグループによるアンサンブル演奏を行いました。以前はエントランスロビーでミニコンサートを行っていましたが、コロナ禍で中止されており、3年ぶりにステージでの演奏として復活しました。今回は1~2回生がクラリネット四重奏とトランペット五重奏を披露し、来場者を歓迎しました。
コンサートは、ベルリオーズ作曲『序曲「ローマの謝肉祭」作品9』の盛大な祭りの熱気とともに幕を開けました。ドビュッシー作曲『〈牧神の午後〉への前奏曲』ではフルートの独奏パートを中務晴之教授が担当し、物憂げで儚いまどろみの世界に観客を誘いました。続けてモーツァルト作曲『交響曲第25番 ト短調 K.183』を演奏したあと、最後のベルリオーズ作曲『幻想交響曲 作品14』では、叶わぬ恋心を抱いて苦悩し狂乱していく芸術家の感情を見事に表現し、観客から大きな拍手が送られました。
客演指揮の松尾葉子氏
フルートを演奏する中務晴之教授
コンサートの様子
(広報室)