日本語・日本文化研修留学生らが、重要文化財の民家で文化体験

2023.03.10

日本語・日本文化研修留学生らが、重要文化財の民家で文化体験

 日本語・日本文化研修留学生や交換留学生を対象にした文化体験学習を、2月18日(土)に重要文化財・奥田家住宅(大阪市)で実施しました。
 奥田家住宅は、江戸時代初期に建てられた庄屋の屋敷で、現在も家族が日々、かまどに火を入れて建物を管理し、昔の暮らしの様子をうかがうことができます。
 短期留学生向けの様々な授業科目と体験学習を教育協働学科の教員が中心になって担当しており、今回の文化体験は、「大阪の文化Ⅱ」の担当教員らが実施。当日は、ベトナム、韓国、インドネシア、ブラジル、ロシア、メキシコからの10名の短期留学生が参加しました。

 留学生たちは、米蔵や長屋門、太い梁がある土間、立派な床の間や襖絵があるお座敷などを見学し、また、昔のかまどの火入れや庭の砂紋引きなどを体験しました。体験学習の最後には、かまどで炊いた玄米と雑穀のおにぎりを試食。準備や補助のために参加した教育協働学科の学生らとも交流しました。

 参加した留学生らは、「日本に来る前にドラマやアニメでみて、ずっと憧れていた日本の昔の家を訪問できて感動した」「昔のかまどの使い方などを実際に体験して、自分の国と似ている点や違う点があるのが興味深かった」「いろいろな体験をし、奥田家の家族の方ともお話ができて、とてもうれしく思います」と感想を述べました。
 文化体験を実施した教員は「日研生や交換留学生は、5か月または10か月の短い在学期間なので、その間に、できるだけ多くの様々な日本の文化を実際に体験し、日本への理解を深めてほしい」と語りました。


重要文化財の奥田家住宅


江戸時代のかまどを体験


前庭での砂紋引き体験


参加した留学生の記念撮影

    

 

(教育協働学科)