附属池田中学校の安全の取組が「NHKスペシャル」で放送されました

2023.05.29

附属池田中学校の安全の取組が「NHKスペシャル」で放送されました

 5月7日放送のNHKスペシャル「いのちを守る学校に 調査報告“学校事故”」の番組内で、附属池田中学校の安全の取組が紹介されました。

 同校では、本学学校安全推進センター長の藤田大輔教授の指導を受け、生徒たちが主体となり、校内の危険箇所データを蓄積して事故を未然に防ぐ取組を行っています。生徒たちは、普段の学校生活の中で危険を感じた場所やその理由などを、情報集約ツール「ヒヤリハットシステム」に入力。集めたデータを生徒たち自身で分析し、現場を実際に確認したうえで、注意を促す独自のピクトグラムをつくって貼り出しています。

生徒が作成したピクトグラムの一例
生徒が作成したピクトグラムの一例

 番組では、安全であるべき学校で子どもの命に関わる事故が繰り返されている実態について明らかにした後、学校現場における事故防止対策の一つとして同校の取組を取り上げ、夕方になると周囲が見えにくくなる靴箱付近や、往来が集中する廊下の交差点などにピクトグラムを貼る様子を紹介しました。放送後はさまざまな学校園から反響が寄せられ、番組内で紹介されたピクトグラムを使いたいとの要望もありました。

 同校の辻本堅二副校長は取組について、「ピクトグラムを見ることで、学校には特定の場所に危険箇所があるということが可視化されます。その結果、少しでも意識が向上するのではないかと考えています。今後、毎年内容を見直したり、掲示場所を変えたりする必要はありますが、取組を継続することで生徒一人ひとりが当事者意識を持ち、自分自身や周囲の人たちの安全を守ることができるようになってほしいと考えています」と話しました。

 

活動の様子
活動の様子

活動の様子
活動の様子

取材を受ける生徒
取材を受ける生徒

(附属池田中学校)