附属天王寺小学校の3年生から6年生を対象とした音楽鑑賞会を、10月11日(水)に柏原キャンパス音楽棟ホールで開催しました。これは、教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースの学生の演奏によるもので、3、4年生と5、6年生が午前午後の2部に分かれ、オーケストラの演奏を鑑賞しました。
鑑賞会は、ビゼー作曲「カルメン」の「前奏曲」を皮切りに、クラシックの名曲を演奏。ビバルディ作曲四季の「春」では、4回生の仲井美絃さんがバイオリン独奏を務めました。演奏前には、「ソネット」と呼ばれる曲の雰囲気と内容を表す詩が紹介され、児童らは情景を想像しながら鑑賞しました。曲の合間には、楽器の種類と音色を紹介するコーナーもあり、音楽に合わせて楽しそうに歌う児童の姿が見られました。 後半には、表現活動教育系の中務晴之特任教授指導のもと、学年代表の児童がオーケストラの前に立って指揮をする指揮者体験を実施。最後はハリーポッターの「ヘドウィグのテーマ」を聴き、映画音楽の世界を楽しんだ後、ヨハン・シュトラウス1世作曲「ラデツキー行進曲」に合わせて全員で手拍子をして盛り上がりました。
指揮者体験をした4年生の森結菜さんは「難しかったけど、ステージ奥の楽器も見えて、すごい迫力でした。またやってみたいです」と、笑顔で感想を述べました。バイオリン独奏を務めた仲井さんは「『春』を知っている子どもたちも多く、曲が始まると表情が明るくなり、楽しく演奏できました。先に楽曲説明をすることで、曲に対する興味や関心が深くなり、純粋な反応を引き出すことができるのだと改めて実感し、より効果的な音楽教育について考える良い機会となりました」と話しました。
オーケストラの生演奏を鑑賞する様子
バイオリン独奏をする仲井さん
指揮者体験をする児童
(広報室)